内科医 橋本将吉(ドクターハッシー)が
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健康ジャーナル

2025.11.17
カテゴリー:社員コラム

獣医の友人から教えてもらった、“生き方の3つの約束”

こんにちは。ハシモトマサヨシ運営の玉川です。

今日は、ある70歳の獣医の友人から教わった大切な言葉を紹介したいと思います。
それは―

「健康でいること」
「幸せでいること」
「穏やかでいること」

その方は、長年ペットと飼い主さんを見守ってきたベテランの先生です。
診察のたびに、飼い主さんへこう伝えるそうです。

「この子のためにも、あなたが健康で、幸せで、穏やかでいてくださいね。」

その言葉を聞いた瞬間、あぁ、これは人間社会そのものにも通じる言葉だなと思いました。
ペットを飼っている・いないに関わらず、私たちみんなに必要な生き方です。

■ 「健康」は、自分を大切にする最初のやさしさ

健康というと、つい「食事・運動・睡眠」といった“管理”のイメージが浮かびます。
でも友人は、もっとあたたかい意味で話してくれました。

「自分が健康でいることは、誰かを安心させることでもあるんですよ」

これは私たち人間関係でも同じです。
家族や仲間のためにも、まず自分を大切にする。
Gift Circleが大切にしている「恩贈り」の始まりも、きっとそこからなんだと思います。

■ 「幸せ」は、探すものではなく、見つけるもの

二つ目の“幸せでいること”。
この言葉を聞いたとき、友人は穏やかに笑いながらこう言いました。

「幸せは“なるもの”じゃなくて、“感じるもの”なんですよ」

その言葉を聞いて、ハッとしました。
忙しい毎日の中で、つい「まだ足りない」と思ってしまうことがあります。
でも実は、幸せって「そこにある」んです。
少し立ち止まれば、ちゃんと見えてくる。

たとえば、朝の青空がきれいだった時。
夕ご飯の唐揚げがカリッと上手に揚がった時。
朝のテレビ番組のじゃんけんで勝てた時。

仕事でも同じです。
誰かが「ありがとう」と言ってくれた時。
チームで笑い合えた時。
そのひとつひとつをちゃんと感じ取る力こそ、日々を支える“幸せの筋力”なのかもしれません。

■ 「穏やかさ」は、まわりを包み込む力

そして三つ目、“穏やかでいること”。
先生が一番強調していたのが、この言葉でした。

「穏やかでいると、動物も安心するんです。人も同じですよ。」

確かに、穏やかな人のそばにいると、心が落ち着きます。
その空気が、まわりの人を優しく包み込む。
焦りや怒りのエネルギーよりも、穏やかさのエネルギーの方が、ずっと強くて、ずっと伝わる。

医療や心理学の世界でも、穏やかな感情状態はストレスホルモンの減少や免疫力の向上と関係していることが分かっています。

■ 健康・幸せ・穏やかさは、めぐるもの

この3つは、別々のようでいて、実はひとつの循環の中にあります。

健康でいると、心に余裕ができて幸せを感じやすくなる。
幸せを感じると、自然と穏やかになれる。
穏やかでいると、また健康が支えられる。

そしてそのやさしい循環が、まわりの人にも伝わっていく。

健康で、幸せで、穏やかでいること。
どれもシンプルだけれど、実は一番難しい。
でも、この3つを意識して暮らすだけで、一日の景色が少し優しく変わる気がします。

青空を見て「今日もきれいだな」と思うこと。
唐揚げが上手に揚がって、思わず笑ってしまうこと。
じゃんけんで勝って、なんとなく気分が良くなること。

そんな“小さな幸せ”を丁寧に拾いながら、心を穏やかに整えていくことが、私たちの健康の第一歩なのかもしれません。

友人の言葉を聞いてから、私はこの3つを一日の中でそっと思い出すようにしています。

健康でいること。
幸せでいること。
穏やかでいること。

この3つを、自分のために、そして誰かのために。
日々の中で少しずつ、恩贈りをしていきたいです。