笑顔に囲まれて 育ったからこそ、 笑顔を届ける 医師になりたい
私の家族は、笑顔が絶えない家でした。
ばあちゃんは地元の肉屋で働いていて、いつも元気いっぱいで可愛い笑い方をする人でした。
お客さんに「今日は特売よ!」と冗談を交えながら、笑い声を響かせていました。
その笑顔は、周りの人も自然と笑顔にさせる不思議な力を持っていたのです。
一方で、母はというと、私には厳しい人でした。
「勉強しろ」といつも叱られていましたが、それでも私が何かするたびに笑ってくれる人でもありました。
私が失敗しても、何気ない冗談を言っても、「ほんとあんたはおもしろいわ」と言ってよく笑っていました。
そんな二人に囲まれて育った私は、気づけば自分もよく笑う人間になっていました。
どんなときも、笑顔が場の雰囲気を変え、心を軽くしてくれる力があることを自然に学んでいたのだと思います。
でも、あるとき気づきました。
「笑顔って、健康があってこそ生まれるんだ。」
笑顔が絶えなかったばあちゃんも、一度だけ体調を崩して笑顔をなくしたことがありました。
そのとき、担当してくれた医師が「すぐに良くなりますよ」と言いながら治療を進めてくれ、
ばあちゃんがまた元気な笑い声を取り戻したとき、私は思ったのです。
「医者は、人に健康と一緒に笑顔を届ける仕事なんだ。」
その瞬間、私もそんな医師になりたいと心から思いました。
自分がよく笑う人間に育ったのも、家族のおかげです。
そして、その笑顔を次はもっと多くの人に届ける番だと思ったのです。
笑顔を支える 医師としての道

医師を目指す決意を固めてからは、勉強に打ち込む日々が始まりました。母に「勉強しろ!」と言われ続けたのも、今思えば運命だったのかもしれません。
医学部に合格し、学びを深める中で、人間の身体や病気の仕組みについて知れば知るほど、その奥深さに引き込まれていきました。そして、患者さんと直接向き合う臨床実習を経験することで、「医師は人の命を救うだけでなく、笑顔を取り戻す仕事なんだ」という思いがさらに強くなりました。
実際に医師として働き始め、多くの患者さんと向き合う日々が訪れます。診療の中で症状が改善し、患者さんの笑顔を目にするたび、「これが自分の使命だ」と心の底から感じていました。しかし、そんな充実した日常の中で、ある患者さんとの出会いが私の価値観を根底から覆すことになります。
ある患者さんとの 出会い
ある日、診察室を訪れたのは70代の女性の患者さんでした。杖をつきながら入ってきた彼女は、いつも明るい態度でスタッフに挨拶をしていましたが、診察室では深刻な表情でこう言いました。
「最近、足腰が弱って家から出られない日が増えてきた。孫たちの笑顔を見るのが生きがいなのに、外で一緒に遊べなくなってしまったんです。」
私は彼女の体力を少しでも回復させるために、治療とともに簡単な運動の指導や栄養の改善を提案しました。
数カ月後、彼女が再び来院したとき、こう言ってくれました。
「先生のおかげで、先日孫たちと一緒に公園に行けました。あの子たちの笑顔を見て、また頑張ろうと思えたんです。」
その言葉に胸を打たれると同時に、「もっと早くから彼女の健康を守る方法を提案できていたら、もっと多くの笑顔を作れたかもしれない」という思いが強く残りました。この経験が、私に「治療」だけではなく「予防」と「健康の維持」に取り組む重要性を教えてくれたのです。
健康とは何か 医師の仕事とは何か

「もし、もっと病気になる前の段階で、健康を守る方法を多くの人が知っていたら…」私の中で、この問いが何度も頭を巡りました。
病院に来る患者さんの多くは、生活習慣や予防に取り組むことで病気を未然に防ぐことができたかもしれない。けれども、それを知らずに症状が進行し、ようやく病院を訪れる。診察室で治療を続けるだけでは、健康を守るための本当の力になれないと感じました。
健康は、日々の生活習慣によって作られるもの。そして、それを支えるためには正しい知識が不可欠です。この事実に気づいたとき、私の中で医師としての役割が変わり始めました。
病院を飛び出す 勇気
ある日、診察を終えた後、ふと待合室に目を向けると、たくさんの患者さんが座っていました。皆、不安そうな表情で名前を呼ばれるのを待っています。その姿を見て、心の中にある思いが沸き上がりました。
「なぜ、この人たちがここに来る前に健康を守れなかったのだろう?」
私は、目の前の患者さんを治療することで精一杯でしたが、病院という枠の中だけでは、限界があることに気づき始めていました。病気になってからの治療だけでなく、もっと早い段階で健康を守る知識や行動を広めることが必要だと強く感じたのです。
しかし、医師という仕事は、社会的にも安定し、多くの人に信頼される職業です。その道を外れることには大きなリスクが伴います。周囲からは、「せっかく医師になったのに」「病院を辞めるなんてもったいない」と反対されました。
それでも私は、自分に正直でいたいと思いました。「今の自分にできることを考え、行動しなければ、一生この思いを抱えたまま後悔するだろう」と感じたのです。
健康で笑顔になる人を増やしたい。その信念を胸に、私は病院という安定した職場を飛び出し、新しい道を模索することを決意しました。
困難の中で つかんだ信念
病院を飛び出したその先には、多くの困難が待っていました。
「医師としての常識を外れている」と批判され、変わった存在として見られ、誹謗中傷を受けることもありました。それでも、私を支えたのは「健康で笑顔になる人を増やしたい」という強い信念です。
試行錯誤を繰り返し、多くの失敗を重ねながらも、その信念を形にするために努力を続けました。そしてたどり着いたのが、この「ハシモトマサヨシ公式サイト」です。
このサイトは、治療だけではなく、予防と生活習慣の改善を通じて、多くの人が健康で幸せな生活を送るためのサポートをするために作られました。

身体も健康も生活も 人それぞれ だからこそ自分に合う 方法を見つける
この旅路の中で私が学んだこと。
それは、健康は日々の選択から作られるということです。このサイトを通じて、あなたがより良い選択を積み重ね、幸せな未来を築くための一助となれればと願っています。
このサイトには健康になるための様々な方法があります。