「先生、眠れないんです」「薬、出してください」――訪問診療先でも、診察室でも、そう訴える患者さんは少なくありません。けれど私はいつも思ってきました。薬で眠れるようになっても、それが根本的な解決とは限らないのではないかと。
本当に必要なのは、眠りの質を下げている“原因に気づき、整える”という視点です。香りによって神経にアプローチできる可能性に注目し、このディフューザーをつくりました。
この香りは「なんとなく癒される」ものではありません。医学的に脳と神経に働きかけることが報告されている香りだけを選び、配合しています。
ラベンダー・スイートオレンジ・イランイラン・マジョラム・セージ。
いずれも副交感神経の活性化・血圧や呼吸の安定・セロトニン分泌促進といった作用が知られており、最大限の相乗効果が出るようブレンドバランスを調整しています。
嗅覚は、五感の中で唯一「脳に直接届く感覚」です。吸い込んだ香りは、大脳辺縁系へダイレクトに伝わり、自律神経・感情・呼吸の中枢を穏やかに整えていきます。
この香りは、ただ「いい香り」なのではなく、神経のスイッチを切り替えるための、眠る前の小さな“儀式”として設計しました。
眠るための空間には、音も光も必要ありません。だからこのディフューザーは、火も電気も使わず、ただ静かに香る構造にしました。
上質なイタリア製ガラス、空間になじむ落ち着いたデザイン。リードスティックを挿すだけで、眠りを邪魔しない穏やかな香りがゆっくりと広がっていきます。
少し照れくさいほどに、正直な名前をつけました。でも私は、不眠に悩む方の心にまっすぐ届く言葉を使いたかった。
「薬を使わずに、ぐっすり寝たい」
「でも、何をすればいいのか分からない」
そんな方に、まず最初に手に取っていただきたい香りです。眠ることが怖くなくなる、その第一歩になってほしい。そんな願いを込めて名づけました。
「先生、眠れないんです」
その一言は、あまりにも日常的で、けれど毎回、心に残るものでした。私は内科医として、不眠に悩む患者さんと日々向き合ってきました。
睡眠薬を処方することはできます。けれど、それで本当に“眠れている”のか、翌日、その人の疲れは本当に取れているのか。そう思うことが何度もありました。
眠れないこと自体がつらい。でも、「薬に頼るしかない」と思い詰める、その気持ちもまたつらい。
私は、そうした方々に“薬以外の選択肢”を届けられないかと考えました。そしてたどり着いたのが、神経と脳に働きかける「香り」というアプローチでした。
これは、単なる癒しグッズではありません。医師として真剣に、不眠の背景に向き合ってきたからこそ設計できた、“眠りの質”を支えるための一歩です。
睡眠薬は、たしかに眠りをもたらします。けれどその眠りは、“自然な眠り”とは少し違うと、私は感じています。
西洋医学は病気を診断し、的確に治療する力があります。でも、“病気ではないけれど不調がある”という状態には、ときに薬という方法が、強すぎると感じることもあります。
だから私は、あえて東洋医学のアプローチに目を向けました。東洋医学は、「巡り」や「バランス」を整える思想に基づき、強く作用させるよりも、やさしく包み込むように働きかける。その考え方は、“眠れない心と体”にこそ必要なのではないかと考えたのです。
香りの選定にあたっては、医学的な知見と、植物の持つ本来の力を融合させました。ラベンダーは古くからリラクゼーションのために使われ、オレンジは気分を明るくし、イランイランやセージは深い呼吸と鎮静を促します。
それぞれの香りが最も自然に、最もやさしく響くように。現役内科医として、何度も試作を重ねながら、配合バランスを調整しました。
ただの香り商品ではなく、使いやすさとデザイン性にもこだわりました。イタリア製の高品質な素材を採用し、インテリアとしても楽しめる仕上がりに。ディフューザーのスティックもリラックスできる色にこだわりました。これにより「ぐっすり寝る香」は視覚的にも心を癒す存在となりました。
開発の過程では、使用する時間帯やシーン、香りの広がり方などを細かく調査し、改良を重ねました。こうした試行錯誤を経て、忙しい毎日に溶け込みやすい香りとデザインを完成させることができました。
「ぐっすり寝る香」には、忙しい日々の中で少しでも特別な時間を持ってほしいという願いが込められています。心地よい香りに包まれることで、自分自身を大切にするひとときを提供し、毎日の生活が少しでも豊かになるお手伝いができれば幸いです。ぜひ、あなたの生活の中に「ぐっすり寝る香」を取り入れて、癒しのひとときを楽しんでください。
よくある質問に、私、橋本将吉がお答えします!
Q. 香りが強すぎると感じた場合、調整できますか?
A. はい、スティックの本数を減らすことで香りの強さを調整できます。
Q. どのくらいの期間使えますか?
A. ご使用環境にもよりますが、1本で約1~2ヶ月ほど香りが持続します。
Q. 使用中に香りが弱くなったと感じたらどうすればいいですか?
A. スティックの上下を入れ替えることで、香りが再び広がります。
Q. 就寝中に使っても安全ですか?
A. はい、火や電気を使わないリードディフューザータイプなので、就寝時にも安心してお使いいただけます。
Q. プレゼント用としても使えますか?
A. はい。上質なガラスボトルを使用しており、見た目も高級感があるためギフトにもおすすめです。
Q. 香りの種類は選べますか?
A. 現在は「ぐっすり寝る香(1種)」のみの展開ですが、今後の展開も検討しております。
Q. 枕や寝具に香りが移ることはありますか?
A. 通常の使用範囲で寝具に強く香りが移ることはありませんが、近距離での長時間の設置はお控えください。
Q. 返品や交換は可能ですか?
A. 衛生商品のため、開封後の返品・交換は承っておりません。未開封であれば対応可能な場合がございますので、お問い合わせください。
ラベンダーは、香り療法の中でも最も多く研究されている植物の一つです。
副交感神経を優位にし、心拍や呼吸をゆっくりと整える働きがあるとされています。
入眠時間を短縮し、眠りの質を高める効果も報告されており、“寝つけない夜”にやさしく寄り添う香りです。
オレンジの香りには、気分を明るくする力があります。
セロトニンの分泌を助け、不安や緊張をやわらげてくれるのが特徴です。
日中のストレスを引きずったまま眠りにつけない方に、軽やかな切り替えを促してくれます。
イランイランは、花の甘さと深みを持つエキゾチックな香りです。
血圧を下げる、呼吸を穏やかにするといった効果があり、神経の高ぶりをおだやかに鎮めてくれます。
心拍が速く、緊張が抜けにくい夜に、深く息を吐けるような落ち着きを届けてくれます。
マジョラムは、筋肉の緊張や心のこわばりをゆるめるハーブです。
安心感を与える香りとして伝統的に使われており、“緩むスイッチ”として働いてくれます。
忙しくて気が張っている方、寝つきが浅い方にこそ試していただきたい香りです。
セージは、古くから浄化と安定をもたらす植物として親しまれてきました。
神経系を静かに鎮め、思考をゆるやかに整理する作用が期待されます。
考えすぎて眠れない夜に、意識をゆっくり手放していくような“深い静けさ”を与えてくれる香りです。
商品名 | ぐっすり寝る香(ディフューザー) |
内容量 | 200mL |
商品サイズ | W83.5mm×D82.3mm×H257mm |