内科医 橋本将吉(ドクターハッシー)が
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健康ジャーナル

2025.10.20
カテゴリー:社員コラム

健康は“ひとりで頑張るもの”じゃない

風邪を通して気づいた「支え合う健康」という考え方

こんにちは。ハシモトマサヨシ運営の玉川です。

先日、久しぶりに風邪をひきました。

喉の痛みから始まり、鼻が詰まり、声が出にくくなり、最後は熱まで出て……。

「忙しいから仕事やらなきゃ」と遅くまで無理をしていたら、案の定、同じ家で暮らすパートナーに移してしまいました。自分の体調管理だけでなく、“相手の健康をも左右してしまう”ことに、改めて気づきました。

健康って、つい「自分の問題」として捉えがちですよね。

でも本当は、健康は“社会的なもの”であり、“共有されるもの”なんです。

自分の体調ひとつが、家族、職場、友人……さまざまな人の生活に影響を与える。

だからこそ、健康は「ひとりで頑張るもの」ではなく、「誰かと支え合って守るもの」だと感じました。

健康は「つながり」の中でつくられる

「健康」と聞くと、食事や運動、睡眠など、“個人の努力”を思い浮かべる方が多いと思います。

私自身も、これまで「自分の身体は自分で守るもの」と信じていました。

けれど、風邪を通して気づいたのは——

どれだけ栄養に気をつけていても、どれだけ生活を整えていても、

“人との関わりの中で健康は影響し合う”ということ。

一緒に暮らす家族のリズム、職場のストレス、友人との会話。

それらすべてが、知らず知らずのうちに私たちの心身に影響を与えています。

「自分だけ健康でいよう」という考えは、どこか現実離れしているのかもしれません。

たとえば、家族の誰かが風邪をひいたら、自然と看病したり、消化のよい食事を作ったりしますよね。

それは“愛情”であると同時に、“健康を分け合う行為”でもあります。

相手を思うその気持ちが、健康を守る力になっているのだと思います。

健康を“シェア”するということ

Gift Circleでは「健康のシェア」という言葉を大切にしています。

健康を「自分のため」だけに考えるのではなく、「誰かと分かち合う」「贈り合う」という視点。

私はその言葉が、まさにこの風邪の経験に重なりました。

もし私が、少しでも早く休む勇気を持てていたら、

パートナーにうつすことはなかったかもしれません。

「自分が無理をすること」が、「誰かの負担になる」ことを、改めて実感しました。

だからこそ今は「自分の健康を守ることは、相手を思いやること」と考えるようにしています。

健康は、努力や根性ではなく、“思いやりの循環”の中にある。

それを日々の暮らしの中で意識できるかどうかが、大きな違いになるのだと思います。

ひとりでは続かない健康習慣も、“誰かと”なら続く

「運動しなきゃ」「食生活を見直そう」と思っても、なかなか続かない。

そんな経験、誰にでもありますよね。

でも、“誰かと一緒に”やるだけで不思議と続くものです。

ウォーキングの約束、同じ時間に寝る習慣、健康に良いレシピの共有……。

たったそれだけでも、「ひとりで頑張る」よりずっと前向きな気持ちになれる。

健康は、孤独な戦いではありません。

人と関わりながら、応援し合いながら育てていくものです。

私が伝えたいのは「健康を贈ることのあたたかさ」。

それは、モノを贈るというよりも、“心の安心”を贈り合うこと。

誰かの「元気でいてね」という想いが、また次の誰かへとつながっていく。

その想いを大事にしたいと思っています。

「支え合う健康」が生み出す安心の輪

健康をシェアすることは、単に情報や商品を共有することではありません。

それは「あなたの健康を大切に思っています」というメッセージを贈ること。

たとえば、同僚が体調を崩したときに「無理しないでね」と声をかける。

友人が落ち込んでいたら「お茶でも飲もう」と誘う。

家族に「最近寝れてる?」と気づかう。

それだけで、心がふっと軽くなります。

健康とは、身体だけの話ではなく、心の状態でもあります。

そして心は、人との関わりの中で癒され、整っていくもの。

Gift Circleが目指しているのは、そんな“関係の中で育つ健康”です。

医師監修の商品や情報を通じて、信頼できる知識を届けることはもちろんですが、最終的に目指すのは「人と人とが健康でつながる社会」です。

みんなが健康で繋がる温かな社会になったら良いなと願っています。

まとめ

少子高齢化が進む今、健康は“個人の努力”に任せていては限界があります。

自助だけでなく、「共助」「公助」が重なり合う社会をつくることが必要です。

Gift Circleのビジョン「すべての世代が安心して生活できる社会」は、

まさにこの“健康の共助”を形にすること。

つまり、誰かが誰かの健康を想い、行動する文化を育てていくことです。

健康をシェアするというのは、特別なことではありません。

「自分をいたわる」「相手を気づかう」その小さな行動の積み重ねが、社会をやさしく変えていきます。

風邪をひいたあの日、私は「健康は個人の問題じゃない」と心から感じました。

誰かと暮らし、働き、支え合っている以上、健康はいつも“共有されている”のです。

だからこそ、これからはもっと素直に「助けてもらう」勇気を持ちたい。

そして、誰かの健康を想いながら、「一緒に整えていこう」と言える人でありたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。