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健康ジャーナル

2025.12.08
カテゴリー:

【歯周病が“脳”に影響する?!】認知症リスクを高める“口内細菌”の新事実

こんにちは。現役内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。

これまで「アルツハイマーは脳の病気」「認知症は年齢とともに進むもの」と考えられてきました。
しかし最近の研究で、アルツハイマー病や認知症の進行に“歯周病”が深く関わっている可能性があることが明らかになってきました。

つまり、アルツハイマーや認知症の原因の一部が、実は「口の中にあるかもしれない」ということです。

特に冬は免疫が落ちやすく、歯周病菌が増えやすい季節。
歯周病を放置してしまうことで、アルツハイマーや認知症の原因につながるリスクが高まる可能性があることも、医学的に示されています。

今回は、最新の研究からわかってきた「アルツハイマーと歯周病の深い関係」について、わかりやすく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください!

最新研究でわかった、アルツハイマーと歯周病菌の“深い関係”

近年の研究で、アルツハイマー病の患者さんの脳から、重い歯周病を引き起こす細菌「ポルフィロモナス・ジンジバリス」が繰り返し見つかっていることがわかりました。

本来、歯周病菌は口の中にいるはずのものです。それが脳の中にまで入り込み、アルツハイマー病や認知症の原因に深く関わっている可能性が高いという、非常に衝撃的な事実が明らかになっています。

さらに研究では、マウスの口に歯周病菌を感染させただけで、脳の中にアルツハイマー病の特徴でもある「アミロイドβ」というたんぱく質が増え、認知症に似た変化が起きることも確認されました。
つまり、歯周病を放置すると、知らないうちに脳に影響を与え、アルツハイマーの原因につながる可能性があるということです。

もっと怖いのは、認知症の症状が出るずっと前、まだ記憶力の低下などに気づいていない時期から、歯周病菌が作り出す毒素が脳に入り込んでいるケースがあるという点です。
私たちが「まだ大丈夫」と思っている間に、静かに、気づかれないまま病気が進んでしまう可能性があるのです。

アルツハイマーや認知症は「静かに進む病気」といわれますが、その“静かに進む原因のひとつ”が、実は口の中の歯周病菌かもしれない——。
こうした新しい知見から、アルツハイマーと歯周病、認知症と歯周病が深く結びついていることが、医学的に次々と証明されてきています。

「歯のことは歯のこと」「脳の病気とは別もの」と思いやすいですが、実は毎日の歯みがきや口腔ケアが、未来の自分の記憶や生活にまで影響を与える可能性があるのです。
だからこそ、今のうちから口の中を整えておくことが、将来の自分を守る大切な一歩になります。

冬こそ意識したい「口腔ケア」とは?アルツハイマー・認知症予防の第一歩

冬は空気が乾燥し、口の中もカサつきやすくなる季節です。唾液が減ることで歯周病菌が増え、歯周病が悪化しやすくなります。最近の研究では、この歯周病がアルツハイマー病や認知症の原因に関わる可能性が高いことがわかってきました。

つまり、「口のトラブル」が実は「脳の健康」にも影響するかもしれないということです。だからこそ、冬はいつも以上に口腔ケアを意識したい季節です。

「免疫が落ちる → 歯周病菌が増える → 歯周病が悪化 → アルツハイマーの原因になり得る」

という負のサイクルが起こりやすい季節です。

この時期はいつも以上に口腔ケアを意識することが大切です。

今日からできる!口臭ケアにも役立つ3つの方法

冬の歯周病対策は、同時に“口臭ケア”にもつながります。今日から取り入れられる方法を3つご紹介します。

① しっかり「歯みがき」+「歯間ケア」をする

口臭の大きな原因は、歯周病菌や食べかすが残ることで起こります。
歯ブラシだけでは落としきれないため、
・歯間ブラシ
・デンタルフロス
を一緒に使うことで、歯周病も口臭も大きく予防できます。

② 舌をやさしく清掃して、舌苔(ぜったい)を減らす

舌の表面に白くつく「舌苔」は、口臭の原因菌が集まりやすい場所です。
専用の舌ブラシで“軽くなでるように”ケアするだけで、
口臭が大きく改善することが多いです。
※強くこすると傷つくので「やさしく」がポイント。

③ 唾液を増やす習慣をつける

冬は乾燥やストレスで唾液が減りやすく、口内が乾くことで歯周病菌が増えやすくなります。唾液には自浄作用があり、口臭予防や歯周病予防にとても重要です。

・こまめな水分補給

・耳の下、あご下を軽くマッサージ

・ガムを噛む

など唾液を出やすくする工夫も効果的です。

歯周病ケアで“身体の健康”を守りたい方におすすめ!手軽に始められる口腔ケアタブレット「KissMyMint」

手軽に取り入れられる方法としておすすめしたいのが、ハシモトマサヨシブランドの口腔ケアタブレット 「KissMyMint」 です。


KissMyMintは、歯周病などの口腔内のトラブルをサポートしてくれるしてくれる、現役内科医が開発した口腔ケアタブレットです!

「何にどう役立つの?」という方のために、KissMyMintのおすすめポイントを以下にまとめました!

①KT-11乳酸菌が口・のどの粘膜を守り、免疫物質IgAの増加や悪玉菌の抑制をサポート

加齢とともに唾液が減少することで、口腔内のバリア機能が低下し、歯周病や感染症のリスクが高まると言われています。KissMyMintに含まれる「KT-11乳酸菌」は、加齢とともに弱ってしまう口や鼻、粘膜の「バリア機能」をサポートしてくれるため、歯周病の原因になると言われている「悪玉菌」も期待できると言われています。

②環状オリゴ糖CIが口腔フローラを整え、歯周病菌・口臭にアプローチ

口の中には腸と同様、多くの「常在菌(=口腔フローラ)」がいます。しかし、このバランスが崩れることで、歯周病や口臭のリスクが高まる可能性があると言われています。KissMyMintに含まれる「環状オリゴ糖CI」は、善玉菌の栄養源になるため、口腔フローラを整えるサポートをしてくれます!そのため、歯周病や口臭といったトラブルが“起こりにくい環境づくり”を、毎日のケアの中で無理なくサポートしてくれます!

③軽い酸味とミントの刺激で唾液が自然に出やすくなる設計

④水なし・どこでも使えて、乾燥しやすい冬の口腔ケアに最適

歯磨き習慣に加えるだけで、手軽に口腔ケアができるので、毎日忙しいけど「お口の健康は守りたい方」におすすめしたいアイテムです。

最後に

歯周病菌が脳に入り込むことで、アルツハイマー病・認知症につながる変化が起きることが示されており、日々の口腔ケアは“将来の自分の記憶を守る習慣”ともいえます。

特に冬は乾燥で歯周病が悪化しやすい季節です。丁寧な歯みがきや定期的な歯科受診に加えて、毎日の中でできる口内ケアを続けることで、アルツハイマーや認知症のリスクを遠ざけることにつながります。

小さな習慣が、将来の大きな安心につながります。今日からできることから始めてみてくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!