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2026.01.22
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大人がかかると重症化しやすい?「はしか」の驚異的な感染力と注意すべき症状

こんにちは。現役内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
最近、ニュースなどではしか(麻疹)の流行が取り上げられ、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。


「はしかは子供の病気だと思っていたけれど、大人もかかるの?」
「大人がはしかに感染すると症状がひどくなるって本当?」

といったご質問をいただく機会が増えています。

実は、はしかは大人にとっても決して無視できない、非常に強い感染力を持つ病気です。
特に、大人がはしかに感染すると、症状が重症化しやすく、命に関わる合併症を引き起こすリスクもあります。
今回は、はしかの症状や、大人が注意すべき感染のポイント、そして気になる潜伏期間について詳しく解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください!

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はしかの驚異的な感染力と潜伏期間とは?

まず知っておいていただきたいのが、はしかの圧倒的な感染力です。
はしかは「空気感染」するため、手洗いやマスクだけでは感染を防ぐことが難しく、同じ空間にいるだけで感染が広がる可能性があります。

また、はしかに感染してから症状が出るまでには、約10日〜12日間程度の「潜伏期間」があります。
この潜伏期間中はほとんど症状がないため、大人の場合、気づかずに仕事や外出をしてしまい、周囲に感染を広げてしまうというケースが後を絶ちません。
この潜伏期間の長さこそが、はしかの感染拡大を招く大きな要因となっているのです。

はしかの初期症状:風邪と見分けがつかない?

潜伏期間を過ぎると、いよいよはしか特有の症状が現れ始めます。
初期の症状は、38℃前後の発熱、咳、鼻水、結膜炎といった風邪に似た症状です。
しかし、この時期(カタル期)こそが、最もはしかの感染力が強い時期なのです。

大人の場合「少し風邪気味かな?」と思って無理をしてしまうことがありますが、はしかの症状であれば、その後一度熱が下がりかけた後に、さらに高熱が出て全身に発疹(赤いブツブツ)が広がります。
この症状の変化は、はしかの典型的な経過です。

なぜ大人のはしか感染は「重症化」しやすいのか?

かつては子供の病気というイメージが強かったはしかですが、現代では大人の感染が問題視されています。
大人がはしかに感染すると、以下のような深刻な症状を伴うリスクが高まります。

高熱の長期化:子どもよりも大人の方が症状が長引きやすく、体力の消耗が激しくなりす。

合併症のリスク: はしかへの感染によって免疫力が著しく低下し、肺炎や脳炎といった命に関わる症状を合併することがあります。

一度もはしかにかかったことがない大人や、ワクチンの接種回数が不足している世代の大人は、特に感染しやすく、症状が強く出る可能性が高いです。

「はしか」の感染を防ぐための対策とは?

残念ながら、はしかには特効薬がありません。感染して症状が出てしまったら、基本的には対症療法を行いながら、自分の免疫力で回復を待つことになります。

だからこそ、最大の対策は、感染する前にワクチンを接種することです。
自分が過去にはしかに感染したことがあるか、あるいはワクチンを2回打っているか、母子手帳などで確認してみましょう。
もし不安な場合は、医療機関で抗体検査を受け、はしかへの免疫があるか調べることも可能です。

はしかは、一度感染が成立してしまうと、長い潜伏期間を経てから激しい症状を引き起こす、非常に厄介な感染症です。
特に大人の皆様には、ご自身の健康を守るだけでなく、周囲への感染を広げないという社会的責任という視点でも、はしかの症状や感染経路について正しく知っていただきたいと思います。

  • 潜伏期間が長く、気づかぬうちに感染を広げやすい
  • 大人のはしかは、肺炎などの重い症状につながる恐れがある
  • 感染対策の基本は、手洗い以上に「ワクチンの接種」であ。

「自分は大丈夫」と思わずに、少しでも体調に異変を感じたり、周囲に感染者がいたりする場合は、早めに医療機関へ相談を!
はしかの感染から身を守り、健やかな毎日を過ごしましょう!

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参考:埼玉新聞

【執筆者】内科医 橋本将吉(ハシモトマサヨシ)
内科医。高齢者向けの訪問診療『東京むさしのクリニック』院長。2011年に「全ての世代が安心して生活できる人生に」という理念の元、株式会社リーフェホールディングス(旧株式会社リーフェ)を設立。将来の医師を育てる医学生向けの個別指導塾『医学生道場』の運営や、自らが『ドクターハッシー(内科医 橋本将吉)』というYouTubeで健康教育を行う。2022年9月に、健康や医学を医師から学ぶ事のできるサービス『ヘルスケアアカデミー』をリリース。ヘルスケアアカデミー事業の一環として企業や学校等でセミナーを開催している。また、2023年11月には現役の医師目線で日々を健康に暮らすためのアイテムを扱うライフスタイルブランド「ハシモトマサヨシ」を立ち上げ、健康に対する知識を発信しながら商品を展開している。「めざましテレビ」「ホンマでっか!TV」など多数のテレビ番組の出演、「世界一受けたい授業」「林修の今、知りたいでしょ!」など、人気番組の医療監修を手掛け、著書に『薬のトリセツ』(自由国民社)『「老いても元気な人」と「どんどん衰えていく人」ではなにが違うのか』(アスコム)などがある。
リーフェホールディングス:https://li-fe.co.jp/
ヘルスケアアカデミー:https://healthcare-academy.co.jp/
ハシモトマサヨシ:https://hashimotomasayoshi.co.jp/