
こんにちは。現役内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
冬は気温差が大きく、空気が乾燥しやすいため、風邪やインフルエンザをはじめとした感染症が一気に広がりやすい季節です。
こうした感染症の多くには「免疫」の働きが深く関わっています。免疫が落ちていると、同じウイルスに触れても感染しやすく、症状も重くなりやすくなります。
そして、この免疫の土台を支えているのが「腸」です。
腸には体の免疫細胞の大部分が集まっているため、腸の調子が乱れると免疫も弱り、冬の体調不良につながってしまうのです。
そんな冬にこそ、日常的に取り入れてほしいのが「みかん」です。
みかんは冬に旬を迎え、腸をサポートする栄養はもちろん、免疫力の維持に役立つ栄養も豊富に含まれています。
季節と身体の弱点にぴったり寄り添う、冬に理にかなった果物と言えます。
今回は、免疫に関する効果だけでなく、みかんのおすすめの食べ方についても解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください!
冬は寒さで血流が悪くなり、免疫が落ちやすくなります。
また、腸の動きも鈍くなり、腸が本来持つ免疫の働きが弱まってしまいます。腸は免疫の約7割が集まる場所なので、腸が乱れると免疫も乱れやすくなり、感染症に弱い状態が続きます。
ここで役立つのが、冬に旬を迎える「みかん」です。
みかんには、腸を整える食物繊維や、免疫を支えるビタミンを含む多くの栄養がぎゅっと詰まっています。
みかんの栄養は、冬の乾燥や免疫低下に負けないための自然のサポート食材ともいえる存在です。みかんは腸にも免疫にも優しく、冬の体調管理にぴったりの果物なのです。
次に、みかんの栄養効果をまとめてみました!
みかんの代表的な栄養はビタミンCです。ビタミンCは免疫の働きに欠かせない栄養で、冬の感染予防に役立ちます。乾燥でダメージを受けやすい喉や鼻の粘膜も、みかんの栄養がしっかり守ってくれます。
みかんの白い筋や袋には腸に優しい食物繊維がたっぷりです。腸が整うと免疫も整い、腸活として非常に優秀です。腸が冷える冬こそ、腸の動きを助けるみかんが効果的です。
みかん特有の栄養「β-クリプトキサンチン」は、冬の炎症を抑える働きが期待されています。免疫の安定にもつながり、季節の変わり目に負けない身体づくりを助けます。
みかんの皮や筋に含まれるヘスペリジンは血流を良くし、冬に気になる“冷え”に役立ちます。血流が良くなることで免疫が働きやすくなり、腸の動きも安定します。
みかんは栄養が豊富で、免疫にも腸にも優しい食べ物ですが、いくつか注意点もあります。
・1日1〜2個が適量
・食べすぎると糖分のとりすぎになる
・冷蔵庫から出してすぐ食べると腸が冷えやすいので常温がおすすめ
・白い筋や袋はなるべく残す(腸に良い栄養が多い)
・ヨーグルトと一緒に食べて腸活をサポート
・みかん+温かい飲み物で腸が冷えないように
・朝食にみかんを取り入れ、腸の動きをスムーズに
・食物繊維が多いので“よく噛んで食べる”とより腸活効果がアップ
みかんは冬に必要な栄養を優しく補い、免疫と腸の両方を整えてくれる、まさに季節に寄り添った果物です。体調を崩しやすい今だからこそ、みかんの栄養を味方につけて、毎日を元気に過ごしてください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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