こんにちは。現役内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
「食後に下腹だけぽっこりする」「胃が重くて横になりたくなる」
そんなお悩み、ありませんか?
もしかすると、それは「胃下垂」という状態かもしれません。
胃下垂は放っておいても命に関わる病気ではありませんが、日常の不快感や体調の乱れを引き起こすことがあり、改善には知識と意識が必要です。
今回は、胃下垂の原因・症状・改善方法について、わかりやすく解説していきます!
胃下垂とは、胃の位置が本来よりも下がってしまった状態を指します。胃は通常、みぞおちのあたりにありますが、胃下垂では胃の下部が骨盤近くまで落ち込んでしまうことがあります。
胃下垂になる原因にはさまざまありますが、主に次のような要素が関係しています。
いずれも「胃を支える力が弱まる」ことが胃下垂の原因として大きく関係しています。
これらの胃下垂の症状は「体質だから仕方ない」と言われることもありますが、生活の質を下げてしまう大きな要因です。
胃下垂に悩む方の多くは、以下のような声をよく聞きます。
胃下垂は命に関わる病気ではないものの、生活の中での悩みや困りごとは非常に深刻です。特に、やせ型の女性や産後の方に多く「人に理解されにくいつらさ」があるのも特徴です。
胃下垂の改善には、手術などの大がかりな医療処置は基本的に不要ですが、生活習慣の見直しやトレーニングが効果的です。
胃に優しい食事は、胃下垂による症状を軽減する手助けになります。
特に、腹横筋や骨盤底筋群など、内臓を支える筋肉を鍛えることが胃下垂改善に直結します。
胃下垂の症状は、他人にはなかなか伝わりづらいものですが、原因を理解し、できることから少しずつ改善していくことが大切です。
胃下垂は「治らないもの」ではありません。
正しく知り、意識を少し変えるだけで改善が見込め、体の軽さや不快感の減少を実感できることも多いのです。
自分に合った食事・運動・生活を見直しながら、心と体に優しく向き合ってみませんか。
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参考:おなかの健康ドットコム
【執筆者】内科医 橋本将吉(ハシモトマサヨシ)
内科医。高齢者向けの訪問診療『東京むさしのクリニック』院長。2011年に「全ての世代が安心して生活できる人生に」という理念の元、株式会社リーフェホールディングス(旧株式会社リーフェ)を設立。将来の医師を育てる医学生向けの個別指導塾『医学生道場』の運営や、自らが『ドクターハッシー(内科医 橋本将吉)』というYouTubeで健康教育を行う。2022年9月に、健康や医学を医師から学ぶ事のできるサービス『ヘルスケアアカデミー』をリリース。ヘルスケアアカデミー事業の一環として企業や学校等でセミナーを開催している。また、2023年11月には現役の医師目線で日々を健康に暮らすためのアイテムを扱うライフスタイルブランド「ハシモトマサヨシ」を立ち上げ、健康に対する知識を発信しながら商品を展開している。「めざましテレビ」「ホンマでっか!TV」など多数のテレビ番組の出演、「世界一受けたい授業」「林修の今、知りたいでしょ!」など、人気番組の医療監修を手掛け、著書に『薬のトリセツ』(自由国民社)『「老いても元気な人」と「どんどん衰えていく人」ではなにが違うのか』(アスコム)などがある。
リーフェホールディングス:https://li-fe.co.jp/
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ハシモトマサヨシ:https://hashimotomasayoshi.co.jp/