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健康ジャーナル

2025.12.25
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【医師解説】眠れない原因は年齢だけじゃない?中途覚醒・睡眠障害を整える方法

1.「夜中、早朝に目が覚める」悩みは、誰にでも起こり得ます

「夜中に何度も目が覚める」
「朝早く起きてしまい、その後眠れない」
「寝ているのに疲れが取れない」

こうした睡眠の悩みは、年齢や性別を問わず、多くの方が経験します。
特に、中途覚醒が続く状態は、睡眠の質を大きく下げ、日中の不調につながりやすくなる可能性も…。

これは一時的なものだけでなく、睡眠障害の入り口になっているケースも考えられます。

2.中途覚醒・睡眠障害が起こる主な原因

睡眠障害や中途覚醒は、単なる「寝不足」ではありません。
医学的には、次のような要因が重なって起こることが多いと考えられています。

  • 自律神経の乱れ
  • 体温リズムの崩れ(身体が“眠る温度”に切り替わらない)
  • ストレスや緊張状態の継続
  • 生活リズムの変化
  • 加齢による睡眠構造の変化

これらが重なると、「眠っても途中で目が覚める」「深く眠れない」 といった睡眠障害が起こりやすくなります。

3.更年期世代は、特に睡眠が乱れやすい時期

中でも、40〜60代の女性は、更年期の影響を受けやすい時期です。更年期には女性ホルモン(エストロゲン)が大きく変動し、

  • 自律神経が不安定になりやすい
  • 体温調節がうまくいきにくい
  • 脳が緊張状態から切り替わりにくい

といった変化が起こりやすいと言われています。

その結果、 中途覚醒や睡眠障害が目立ちやすくなるのです。

ただし、これは更年期女性だけの問題ではありません。男性や更年期以外の世代でも、同じ仕組みで睡眠は乱れる可能性があります。

4.「年齢のせい」と諦めなくて大丈夫

睡眠の問題は、 年齢やライフステージのせいにして我慢する必要はありません。

大切なのは、今の身体の状態に合った「睡眠の整え方」を知ることです。

薬に頼る前に、まずは日常生活の中でできることから整えていくことで、睡眠障害や中途覚醒が和らぐケースも多くあります。

5.今日からできる!「睡眠を整える習慣」

①睡眠の質を左右する「体温リズム」を整える

質の良い睡眠には、体温リズムが欠かせません。

体温リズムとは、身体が「目覚める温度」と「眠る温度」を1日の中で切り替える流れのことを指します。

夜になると本来は、身体が少しずつ“クールダウン”して眠る温度に切り替わります。しかし、この切り替えがうまくいかないと、寝つきが悪くなったり、中途覚醒が増えやすくなったりすると言われています。

 特に中途覚醒が多い方は、深部体温の調整がうまくいっていないケースも。

そこでおすすめしたいのは、

寝る1時間半前を目安に、38〜40℃のぬるめのお風呂に10〜15分、ゆっくり入浴することです。

体温を上げ、その後自然に下がることで、眠りに入りやすくなり、睡眠障害の改善につながる可能性があります。

②脳を「休息モード」に切り替える

睡眠障害の背景には、脳の興奮状態が続いていることがあります。

  • 寝る前は照明を少し落とす
  • スマホ・テレビは控えめに
  • 強い情報刺激を避ける

これだけでも、睡眠の深さが変わるかもしれません。

③中途覚醒を減らす「環境づくり」

寝ている間に身体が緊張していると、無意識に目が覚め、中途覚醒が起こりやすくなります。

  • 首や肩に負担がかかっていないか
  • 身体を自然に支えられているか

睡眠環境の見直しは、年齢・性別を問わず重要なポイントです。

2025年も残りわずかとなっておりますので、このタイミングで睡眠環境を見直してみることもおすすめです!

6.睡眠は「毎日の積み重ね」で整えられる

睡眠障害や中途覚醒は、突然起こるようでいて、日々の積み重ねの結果でもあります。

  • 身体を温める
  • 脳を休ませる
  • 睡眠環境を整えて、身体をやさしく支える

この3つを意識することで、睡眠の質は少しずつ整っていくのではないでしょうか。

7.【全ての睡眠難民に届けたい!】質のいい睡眠をサポートしてくれる“睡眠三種の神器”!

私は現役内科医として、「更年期も相まって眠りが浅い」「夜中に何度も目覚める(中途覚醒)」「寝てもスッキリしない」

というご相談を多く受けてきました。

そしてお伝えしたいのは、大事なのは睡眠時間より、「質の良い睡眠が取れる身体と環境」が整っているかどうかということです。


ただ睡眠時間を長く確保すれば良いというわけではなく、医学的には主に次の3つが「質の良い睡眠」をとるために重要と考えられています。

①身体の温度調整 

②自律神経の切り替え

③筋肉の緊張をゆるめる(首・肩のこわばりを減らす)

そこでおすすめしたいのが、枕、ディフューザー、入浴剤の3点がセットになったハシモトマサヨシ初のセット商品「睡眠三種の神器」です!

それぞれが、先ほどの3つのポイントをやさしくサポートします。

①お疲れさまくら(枕)

首や肩が緊張したままだと眠りが浅くなり、中途覚醒につながりやすくなります。だから枕は「柔らかさ」だけでなく、頭の重さに合った高さと支えが大切です。

この枕は、羽毛やパイプ素材だけでは補いにくい“高さを安定させる土台”にこだわりました。

頭部の重さを受け止める適度な弾性と復元力があり、沈みすぎず自然な寝姿勢を保ちやすい設計です。

また仰向け・横向きに合わせて高さを細かく調整ができるため、自分に合う“オーダーメイド枕”として、首・肩のこわばりを減らし、夜間の覚醒(中途覚醒)を起こしにくい環境づくりをサポートします。

②ぐっすり寝る香(ディフューザー)

眠りが浅い方の多くは、身体は疲れていても脳や自律神経が休めていない状態にあります。
寝る直前まで緊張が続くと、寝つきが悪くなったり、中途覚醒が起こりやすくなります。

ぐっすり寝る香は、植物由来の香りを使用し、嗅覚を通して脳にやさしく働きかける設計です。
香りは五感の中でも、自律神経に直接影響しやすい感覚といわれています。

就寝前に香りを取り入れることで、 脳と自律神経を「活動モード」から「休息モード」へ切り替えやすくし、 考えごとが止まらない夜や、眠りが浅い状態をやさしくサポートします。

③いい湯ジャー(入浴剤)

質の良い睡眠には、寝る前に身体が“眠る温度”へ切り替わることが大切です。
身体がうまく温まり、その後自然にクールダウンできないと、寝つきの悪さや中途覚醒につながりやすくなります。

いい湯ジャーは、ショウガ根茎エキスを配合し、身体をじんわりと温めながら、入浴後に自然と体温が下がりやすい状態をサポートします。また、香りには天然ユズ果皮油を使用しており、副交感神経を優位にして身体をリラックスモードにしてくれる効果が期待できます。

寝る前の入浴習慣に取り入れることで、身体をゆるめ、眠りに入りやすいコンディションづくりをサポートしてくれます。

【数量限定!販売は本日まで!】

8.無理のない一歩から、睡眠を整えていきましょう

年齢や更年期を理由に、質の良い睡眠をとることを諦める必要はありません。

  • 今日は湯船にゆっくり浸かる
  • 寝る前に香りで気持ちを切り替える
  • 首や肩が休まる枕を使ってみる

そんな小さな習慣の積み重ねが、 睡眠の質を少しずつ変えていく可能性があります。

「まずはできるところから」
その選択肢の一つとして、
睡眠三種の神器がお役に立てれば幸いです。

みなさんの睡眠悩みが、少しでも解決されますように。

【執筆者】内科医 橋本将吉(ハシモトマサヨシ)
内科医。高齢者向けの訪問診療『東京むさしのクリニック』院長。2011年に「全ての世代が安心して生活できる人生に」という理念の元、株式会社リーフェホールディングス(旧株式会社リーフェ)を設立。将来の医師を育てる医学生向けの個別指導塾『医学生道場』の運営や、自らが『ドクターハッシー(内科医 橋本将吉)』というYouTubeで健康教育を行う。2022年9月に、健康や医学を医師から学ぶ事のできるサービス『ヘルスケアアカデミー』をリリース。ヘルスケアアカデミー事業の一環として企業や学校等でセミナーを開催している。また、2023年11月には現役の医師目線で日々を健康に暮らすためのアイテムを扱うライフスタイルブランド「ハシモトマサヨシ」を立ち上げ、健康に対する知識を発信しながら商品を展開している。「めざましテレビ」「ホンマでっか!TV」など多数のテレビ番組の出演、「世界一受けたい授業」「林修の今、知りたいでしょ!」など、人気番組の医療監修を手掛け、著書に『薬のトリセツ』(自由国民社)『「老いても元気な人」と「どんどん衰えていく人」ではなにが違うのか』(アスコム)などがある。
リーフェホールディングス:https://li-fe.co.jp/
ヘルスケアアカデミー:https://healthcare-academy.co.jp/
ハシモトマサヨシ:https://hashimotomasayoshi.co.jp/