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2025.10.02
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秋にもある「隠れ花粉症」―ブタクサによる秋の花粉症状に注意

こんにちは。現役内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。

10月に入り、少しずつ気温も落ち着き始めてきました。秋らしい食べ物もでてきましたね!

ですが、秋になると注意が必要なこともあります!それは「秋花粉」です。

秋の花粉はブタクサやヨモギ、カナムグラが中心で、とくにブタクサ花粉は粒子が小さく、鼻や目のかゆみだけでなく咳や喘息のような症状を起こしやすいのが特徴です。

さらに秋は夏の疲れや寒暖差で体調を崩しやすく、免疫が乱れることで花粉症の症状が強まります。

だるさが抜けない」「鼻づまりが長引く

それは風邪ではなく、実は秋花粉のサインかもしれません。

ではなぜ、秋の花粉症は長引きやすく、生活にまで影響してしまうのでしょうか?

今回は、秋花粉について詳しくまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください!

秋花粉の特徴とは?体調変化との関係

秋の花粉は、ブタクサやヨモギ、カナムグラといったキク科の植物が中心です。

そのなかでもブタクサの花粉は粒子が非常に小さく、気管支や肺の奥まで入り込みやすいため、鼻や目のかゆみだけでなく、咳や喘息のような呼吸器症状を引き起こすことがあります。

また、秋は夏の疲れが残りやすく、さらに朝晩と日中の寒暖差が大きい季節です。体調が不安定になりやすく、免疫バランスが乱れることで秋花粉による症状が強く出てしまうことがあるのです。

「最近、体がだるいな」「鼻づまりが続いているな」と感じている方は、実は秋のブタクサ花粉による花粉症かもしれません。

秋の花粉症が長引きやすい理由と生活への影響とは?

春のスギやヒノキのシーズンと比べると、秋花粉の症状は「治りにくい」「長引きやすい」と感じる方が多いです。その理由をまとめました。

  1. 複数のアレルゲンが重なる
    秋はブタクサ花粉に加え、ヨモギ・カナムグラ、さらにはダニやカビの繁殖も活発です。複数の刺激で花粉症状が悪化しやすいのです。
  2. 秋特有の気候変化
    気温差や乾燥によって、鼻や喉の粘膜が敏感になり、少量の花粉でも強い症状を引き起こします。
  3. 日常生活への影響
    鼻づまりによる睡眠不足、集中力の低下、仕事や勉強の効率ダウン…。秋の花粉による症状は生活全般に影響します。

特にブタクサ花粉は粒子が小さいため、外出時のマスクだけでは防ぎにくく、知らないうちに吸い込んでしまうこともあります。結果として「鼻水が止まらない」「夜も眠れない」といった症状が長引き、生活の質を大きく下げてしまうのです。

秋花粉とメンタルの関係とは?

見過ごされがちですが、秋の花粉症状は心の健康にも影響します。

  • 鼻づまりで夜眠れない → 睡眠不足からイライラや倦怠感が増す
  • 咳や鼻水が続く → 周囲の目が気になり、外出や人付き合いを控えてしまう
  • 集中力の低下 → 仕事や勉強が思うように進まず、気分の落ち込みにつながる

こうした負の連鎖によって、秋花粉の症状がメンタルにまで影響を与えることがあります。特にブタクサ花粉による症状は呼吸器にも及びやすいため、疲労感やストレスが強く出やすいのです。

「なんだか秋になると気分が落ち込みやすい」と感じている方は、実は花粉症が原因かもしれません。

まとめ:秋花粉の対策方法とは?

秋の花粉症対策の基本をまとめましたので、ぜひ参考にしてください!

  • 外出時はマスクや眼鏡で花粉を防ぐ
  • 帰宅後は衣服を払ってすぐに着替え、うがいや洗顔を行う
  • 室内はこまめな掃除や換気で清潔を保つ
  • 症状がつらいときは我慢せず医療機関で相談する

秋花粉はブタクサをはじめとする植物が原因で、体調や生活に大きな影響を与えることがあります。
「風邪かな?」と思う不調も、実は秋花粉による症状かもしれません。早めの対策と正しい理解で、秋の季節を快適に過ごしましょう。

さらに、毎日の習慣として「飲み物でのケア」を取り入れるのもおすすめです。緑茶の品種かなやみどりにはメチル化カテキンが含まれており、花粉症や通年性アレルギー性鼻炎の症状を軽減する効果が報告されています。
ハシモトマサヨシブランドこだわり緑茶 「八姫の恵み」 は「かなやみどり」と「八女玉露」が配合されています。カテキンやポリフェノールも豊富に含まれていて、季節の変わり目で体調がゆらぎやすい時期に、身体を内側からやさしく支えてくれます。

また、花粉の季節は鼻や喉が乾燥しやすく、症状によって口呼吸が増えることで不快感が強まることもあります。そんなとき、緑茶を飲むことは喉を潤し、気分をリフレッシュする習慣として役立ちます。さらに、温かいお茶にはリラックス効果もあり、花粉症のストレスや疲れを和らげるサポートにもつながります。

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秋花粉対策は「外からのガード」と「内からの整え」の両方が大切です。

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参考:tenki.jp

【執筆者】内科医 橋本将吉(ハシモトマサヨシ)
内科医。高齢者向けの訪問診療『東京むさしのクリニック』院長。2011年に「全ての世代が安心して生活できる人生に」という理念の元、株式会社リーフェホールディングス(旧株式会社リーフェ)を設立。将来の医師を育てる医学生向けの個別指導塾『医学生道場』の運営や、自らが『ドクターハッシー(内科医 橋本将吉)』というYouTubeで健康教育を行う。2022年9月に、健康や医学を医師から学ぶ事のできるサービス『ヘルスケアアカデミー』をリリース。ヘルスケアアカデミー事業の一環として企業や学校等でセミナーを開催している。また、2023年11月には現役の医師目線で日々を健康に暮らすためのアイテムを扱うライフスタイルブランド「ハシモトマサヨシ」を立ち上げ、健康に対する知識を発信しながら商品を展開している。「めざましテレビ」「ホンマでっか!TV」など多数のテレビ番組の出演、「世界一受けたい授業」「林修の今、知りたいでしょ!」など、人気番組の医療監修を手掛け、著書に『薬のトリセツ』(自由国民社)『「老いても元気な人」と「どんどん衰えていく人」ではなにが違うのか』(アスコム)などがある。
リーフェホールディングス:https://li-fe.co.jp/
ヘルスケアアカデミー:https://healthcare-academy.co.jp/
ハシモトマサヨシ:https://hashimotomasayoshi.co.jp/