内科医 橋本将吉(ドクターハッシー)が
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健康ジャーナル

2025.07.08
カテゴリー:メディア

【テレビ東京出演&解説】生き生きしている人の共通点とは?ドクターハッシーの「いくつになっても元気でいる秘訣」を徹底解説

みなさん、こんにちは。
ドクターハッシーこと、内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
2025年7月8日、テレビ東京『なないろ日和!』に出演させていただきました。

今回のテーマは「いくつになっても元気でいる秘訣」。
番組内では、夏の暑さの中でも「生き生きとお元気な方はいったい何をしているのか?」「健康でい続けるための方法」を簡潔にお伝えしました。

しかし、テレビの限られた時間の中ではどうしても伝えきれなかったことがたくさんあります。
そこで今回は、ハシモトマサヨシ健康ジャーナルにて、より詳しく・丁寧に解説していきます。

■ 認知症予防にはコミュニケーション

まず注目したいのが、認知症予防には「会話」が効果的ということ。

認知症予防としては”井戸端会議“が特にお勧めです。

では、なぜ井戸端会議なのでしょうか。
会話は相手に何を話すか考え、口を動かし、声を出し、身振りも交えて伝え、相手に理解してもらえているか様子を伺いながらまた話す…など様々なことを同時に行っています。
そのため、脳の動きが活発になり、井戸端会議等のコミュニケーションは認知症の予防につながるのです。
さらに、複数人で行う運動コミュニティは、モチベーションを維持しながら運動までできるコミュニケーション方法でもあります。

■健康維持における減塩の役割

次に、食事の話です。
健康を維持するには、まず毎日の食事から見直すことが大切です。

毎日の食事は健康への第一歩です。
中でも食事の際に気を付けていただきたいことは”減塩“です。
減塩には高血圧の予防・改善だけでなく、心臓や腎臓の負担軽減などにも効果があるのです。
しかし、味が薄くなってしまうため「満足感がない」「苦手」と感じる方もいらっしゃいますよね。
実は塩以外にも人間が美味しいと感じる調味料が沢山存在しています。
塩がなくても”美味しい”は作りだすことができ、食べ物の認識を変える一歩になります。
今回は番組でもご紹介したハシモト流スパイスレシピを伝授します。

和風スパイス

かつおだしの粉   大さじ1
ジンジャーパウダー 小さじ1
山椒の粉     小さじ1/4
七味唐辛子    小さじ1/8
炒りごま      小さじ1
★おすすめレシピ:焼きうどん

洋風スパイス

カレーパウダー    大さじ1
にんにくパウダー  小さじ1/2
あらびき黒こしょう 小さじ1/4
★おすすめレシピ:チキンソテー

中華風スパイス

五香粉        大さじ1
にんにくパウダー   小さじ1
ジンジャーパウダー  小さじ1
★おすすめレシピ:野菜炒め

■就寝時の環境

そして、良質な睡眠も健康に欠かせません。
睡眠中は、記憶の整理や免疫の強化など、心と体のリセットが行われています。

ところで皆さん、寝る時に部屋の明かりはどうしていますか?
付けたまま寝ている人もいれば、真っ暗にして眠る人もいるでしょう。
実は完璧な真っ暗よりも、ほんのり薄暗い程度の明るさの方が、より深い睡眠につながるという報告もあります。
例えば、間接照明を足元に置いたり、遮光カーテンを使いつつ、自然な朝日を感じられるように工夫することなどが効果的です。

照明を調整して寝ることによって、メラトニンの分泌が促進され、自律神経が整いやすくなることが期待できます。
結果として、寝つきが良くなり、夜間の覚醒も減り、翌朝の目覚めもすっきりしやすくなるのです。

■運動習慣をつける

最後に、運動です。

健康を維持する為には運動も欠かせません。
しかし、激しい運動が出来ない方や何から始めていいか分からない方もいるかと思います。
そこで、番組内で実践した手軽にできるトレーニングをご紹介します。

呼吸筋トレーニング
①正面を向き、肩の力を抜く
②手をお腹に当てる
③鼻から息を吸って口から吐く

★吐くときに口をすぼめてできるだけ長く吐き続ける

【上級編】
同じ動作で息を吸ってから吐くまで口を膨らませる

呼吸筋トレーニングは1日10回を目安に行うことで、様々な筋肉にアプローチすることが出来ます。

■ まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はいくつになっても元気な人の秘訣について、テレビではお伝えしきれなかった内容も含めて解説しました。

今回の記事やテレビでお伝えした内容は、その中のほんの一部です。
実際には、日々の食事、運動、睡眠、考え方、人間関係──どれもが私たちの健康に深く関わっています。

それらをよりわかりやすく、日常生活の中で実践できるようにまとめたのが、私の著書です。
医学的な知識や臨床経験に基づいた内容を、難しい専門用語を使わずに、どなたでも読める形で紹介しています。
「健康って、こういうことだったんだ」と気づける一冊になっています。

「なんとなく体調がすぐれないけど、病院に行くほどではない」
「いまの元気をこれからも保ちたい」
「親や家族の健康にも目を向けたい」
そう感じている方に、きっとお役に立てるはずです。

私の著書”「老いても元気な人」と「どんどん衰えていく人」ではなにが違うのか“では、今回ご紹介したスパイスレシピをはじめ、
食事の選び方・体の動かし方・眠りの整え方など、”いくつになっても元気でいるヒント”をたっぷりご紹介しています。

よろしければ、ぜひお手に取ってみてください。
みなさんの毎日が、より心地よく、軽やかになることを願っています。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今後ともハシモトマサヨシをよろしくお願いします!