こんにちは、現役内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。
最近、スーパーで「お米の値段が高くなった」と感じていませんか?実際、2025年に入り、お米の価格は5kgあたり平均で4000円台まで高騰し、家計への負担が増しています。その背景には、異常気象による収穫量の減少や、観光需要の回復、流通の遅れなどが重なっています。
しかし、先日、政府が価格高騰を抑えるために備蓄米を放出し、5kgあたり2000円台での販売を検討していると発表しました。これにより、近いうちにお米が手に取りやすい価格に戻る可能性があります。
「価格が上がるから」とお米を敬遠する声も聞こえてきますが、実は今こそ、お米の栄養素や健康効果に目を向けるチャンスです。
この記事では、最近のお米不足や価格高騰の背景を解説しながら、改めてお米の栄養素についてご紹介していきます。
ぜひ、最後までご覧ください!
お米不足の背景には、近年の異常気象による稲作への打撃、世界的な物流の混乱、そして円安による輸入コストの増加といった、複合的な要因が重なっています。
その結果、日本国内のお米の生産量は減少し、価格も上昇傾向にあります。
こうした状況は、日々の食卓や家計にじわりと影響を及ぼしています。
しかし、そんな時だからこそ、私たちにとって身近な「お米」という存在の価値を改めて見つめ直し、健康や食生活の在り方を考える大切な機会なのかもしれません。
お米の供給が不安定になっている背景には、いくつかの要因が重なっています。
・天候不順と異常気象
近年、日本各地で異常気象が続いています。猛暑や大雨、台風といった自然災害が稲作に深刻な影響を与え、収穫量の減少を招いています。
これにより、安定したお米の供給が難しくなっています。
・農家の高齢化と担い手不足
農業を支えてきた農家の方々の高齢化が進む一方で、新たな担い手がなかなか育たず、労働力不足に直面しています。
その結果、稲作を続けることが難しくなり、畑の面積が縮小、生産量の減少にもつながっています。
・国際情勢と経済的影響
世界的な物流の停滞や円安による輸入コストの増加、さらには肥料や燃料価格の高騰もお米の生産を圧迫しています。これらが生産のコストを上げ、結果として米の高騰を招いています。
こうした様々な要因が重なり合い、現在のお米不足や価格高騰につながっているのです。
しかし、こうした現状を知ることで、私たち一人ひとりが「食」を支える大切さに改めて気づく機会なのかもしれません。
お米は、日本人の食卓に欠かせない主食ですが、その「健康パワー」についてあまり知られていないかもしれません。
実は、お米には次のような体に嬉しいメリットがあります!
・エネルギー補給の要!
白米は炭水化物の宝庫として、私たちの体と脳にエネルギーを供給してくれます。
実は、白米には「ブドウ糖」としてすぐに利用されるエネルギーが含まれており、疲労感や集中力の低下を防ぐ役割も果たしています。
特に、起床後や活動前に食べることで、脳のパフォーマンスを高める効果も期待できます。
●腸の働をサポートする「レジスタントスターチ」
あまり知られていませんが、冷ました白米には「レジスタントスターチ」と呼ばれる難消化性でんぷんが増えます。
これは腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果があります。温かい白米も美味しいですが、冷めたおにぎりやお弁当も、実は腸にとってはとてもいい効果をもたらします。
●血糖値管理に役立つ食べ方の工夫
白米は精白されている分、消化吸収が早く血糖値が上がりやすいとされています。
しかし、白米は「冷ます」「酢飯にする」ことで、血糖値の上昇を穏やかにすることができます。また食物繊維を含む食材(野菜・海藻・豆類)と一緒に食べることで、消化吸収の速度をコントロールできます。
●意外と知られていない「白米の栄養成分」
白米は精米されていて栄養価が低いと思われがちですが、実際には炭水化物以外にも、少量ながらビタミンBやナイアシンなどのエネルギー代謝を助ける栄養素が含まれています。
さらに、炊き方を工夫「浸水時間をしっかり取る」「炊飯時に麦や雑穀を加える」ことで、より栄養がを高めることも可能です。
白米はただのエネルギー源ではなく、日常の工夫次第で腸や血糖値、エネルギー代謝をサポートする頼もしい存在なのです。
お米の価格が高騰している今でも、健康を意識した賢い食卓づくりは十分に可能です。
●白米
白米は精白されたお米で、消化が良く、効率的にエネルギーを補給できます。特に白米に含まれる「ブドウ糖」は脳や筋肉の活動源として不可欠です。ただし、近年の価格高騰により、無駄を減らす工夫も重要です。
例えば、炊飯時の浸水時間をしっかりとることで、ふっくらとした炊きあがりになり、より少ない量で満足感を得られます。冷凍保存を活用することで、炊き立ての美味しさを長持ちさせ、食材ロスも防げます。
●玄米
玄米は精米前のお米で、食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
特に、食物繊維による腸内環境の改善や血糖値の急上昇抑制作用が注目されています。
玄米は価格的に白米と大差ない場合が多く、栄養価を考えるとコストパフォーマンスが高い主食といえます。
・発芽米
発芽米は、玄米を発芽させることで消化の良さと栄養価の高さを両立したお米です。
特に、発芽過程で増加する「GABA(γ-アミノ酪酸)」はストレスの軽減や血圧調整をサポートすることが報告されています。
価格は白米より高めですが、少量でも高い栄養価を得られるため、健康意識の高い方に適しています。
発芽米を日々の白米に混ぜることで、コストを抑えつつ健康効果を取り入れる工夫も可能です。
価格高騰を機に、白米だけでなく、玄米や発芽米を取り入れ、健康と家計を両立する食卓づくりを始めてみませんか!
私たちは、健康を保つために必要な力として、以下のような「5つの力」が大切だと考えています。
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そんな方は、まずは“自分を知る”ことからはじめてみてください。
お米不足や価格高騰は、私たちの食生活に直結する問題です。
しかし、こうした時期だからこそ、お米の健康効果に目を向け、食卓を見直すチャンスでもあります。
お米は、エネルギー源としてだけではなく、腸や血糖値、免疫を整える力を持った優秀な食材です。価格や入手のしやすさだけでなく、その価値を見直し、家族の健康を守る食卓づくりを心がけましょう!
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