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健康ジャーナル

2026.05.14
カテゴリー:メディア

【医師解説】見逃し注意!著名人も経験した「命に関わる病気のサイン」

みなさん、こんにちは!

内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。

いきなりですが、本日5月14日に、テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!」 の医学監修を行わせていただきました!
ご覧くださったみなさん、ありがとうございます!

今回の記事では、番組内ではお伝えしきれなかったところや、医師として特に伝えたいことをわかりやすくまとめています!

最後までお読みいただくことで、「命に関わる病気のサイン」にいち早く気づけるかもしれません
ご自身や大切な方の命を守るため!と思ってご覧いただけると嬉しいです!

1. 命に関わる病気その①「帯状疱疹」

帯状疱疹とは?

子供の頃にかかった「水ぼうそう」のウイルスが、治った後も体内の神経にずっと潜伏し、大人になって免疫が落ちた時に再び暴れ出す病気です。
特徴は、身体の「左右どちらか一方」に、ピリピリとした痛みと赤い発疹が「帯(おび)状」に現れることです。

番組では北斗晶さんの事例で「痛みと発疹」が紹介されましたが、ここで知っておくべきは「なぜ痛みが先に来るのか」という点です。

痛みが先に来るのはなぜ?

ウイルスは「神経の中」を移動することで、痛みが先に来ると言われています。
帯状疱疹ウイルスは、普段は神経の根元で眠っています。
それが活動を再開すると、神経の管(くだ)の中を通って皮膚へと向かいます。「皮膚に到達する前」に神経を傷つけながら移動するため、先に痛みだけが出るのです。

対策方法

 「左右どちらかのピリピリ感」だけで皮膚科に行くのは勇気がいりますよね。

ですが、もし周囲に「水ぼうそう」を経験したことがない赤ちゃんや妊婦さんがいる場合、あなたの帯状疱疹が原因で、相手に水ぼうそうを発症させてしまうリスクもあります。
自分のためだけでなく、周りへの感染を防ぐという視点も、早期受診の重要な動機になります!

2.  命に関わる病気その②脳梗塞

脳梗塞とは?

脳の血管が詰まり、脳細胞が死んでしまう病気です。
一度死んだ脳細胞は元に戻らず、麻痺や言語障害などの重い後遺症が残ることがあります。

番組で紹介された「一瞬の麻痺」。
これがすぐに治ってしまうのは、血栓が自然に溶けたからです。しかし、これは「治った」のではなく「爆弾の導火線に火がついた」状態です。

「治った」と思い込むのは危険!

一瞬症状が出て消える現象を、医学用語でTIA(一過性脳虚血発作)と呼びます。血栓が一時的に詰まり、すぐに自然に溶けた状態です。
統計的に、この一時的な症状(TIA)が起きた後、48時間以内に本格的な脳梗塞を起こすリスクが非常に高いことがわかっています。

対策方法

もし身近な人が「手が痺れたけどもう大丈夫」と言ったら、無理にでも病院へ連れて行ってください!
病院では「ABCD2スコア」という専門的な指標で、数日以内の脳梗塞発症リスクを判定し、即入院や強力な血栓予防治療を開始できます。

3. 命に関わる病気その③狭心症

狭心症とは?

心臓に酸素を送る血管(冠動脈)が動脈硬化で狭くなり、心臓が一時的な「酸欠」になる状態です。
放置して完全に血管が詰まると「心筋梗塞」となり、命に関わります。

階段での息切れは典型例ですが、実は「胸が痛くない狭心症」も存在します。

狭心症のサインは「胸の痛み」だけではない?

心臓からの痛み信号は、脊髄を通じて脳に伝わります。
この時、すぐ近くにある「歯」や「喉」「左腕」の神経と混線してしまい、脳が「歯が痛い」「肩が凝った」と勘違いしてしまうのです(放散痛)。

対策方法

特に「歯医者に行っても原因不明と言われた歯の痛み」が、歩いた時にだけ強くなる場合は、すぐに循環器内科へいくことをおすすめします!
また、心臓の病気は「朝一番の冷え込み」や「重い荷物を持った時」にサインが出やすいという特徴があると言われています。
日常の特定の動作と「胸以外の痛み」が連動していないか、日記をつけてみるのも非常に有効な手段です。

4. 命に関わる病気その④糖尿病

糖尿病とは?

血液中の糖分(血糖値)が高くなり続ける病気です。
自覚症状がないまま血管をボロボロにし、将来的に失明や透析、足の切断を招く恐れがあります。

「太る」イメージをもたれる方も多い糖尿病ですが、「激痩せ」するのは、病状がかなり進んでいる可能性があります。

「痩せる」は危険なサイン?

血液中に糖がたっぷりあるのに、インスリンが働かないために細胞がエネルギーとして取り込めません。
すると身体は「飢餓状態」だと誤認し、自分の筋肉や脂肪を無理やり分解して燃料にしてしまうと言われています。

対策方法

番組で触れた「スポーツ飲料」だけでなく、いわゆる「健康に良さそうな野菜ジュース」や「果物」の過剰摂取も、急激な血糖値上昇(グルコーススパイク)を招きます。

喉が異常に乾くとき、水や茶ではなく「甘い飲み物」を欲してしまうのは、細胞がエネルギー不足で「糖分をくれ!」と叫んでいるからです。
そのため、「異常な喉の渇き=まずは水」を徹底し、早期に検査を受けることをおすすめします。

まとめ

番組でお伝えした「サイン」は、あくまで氷山の一角です。

まず、大切なことは「病気にならない身体作り」を行うこと。
その次に、病気になった時に、違和感にすぐ気付ける「知識」を持つこと。
そして、命に危険が及ぶ前に、早めの受診をすること。

ハシモトマサヨシでは、みなさんがいつまでも健康で、「好きなこと」を「好きな人」と一緒にできる日常をサポートしたいと思っています。

今ある健康は、当たり前ではないので、私も毎日元気でいられていることに感謝しつつ、健康でいるためにできることを無理なく継続していきます!
みなさんも一緒に、コツコツと「健康習慣」を続けていきましょう!

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【執筆者】内科医 橋本将吉(ハシモトマサヨシ)
内科医 橋本将吉(ドクターハッシー)

内科医。登録者数85万人超えのYouTubeチャンネル『ドクターハッシー/内科医 橋本将吉』にて健康教育を発信している。
2011年に「医学教育という専門領域から、日本と世界の明るい未来を創造する」という理念のもと、株式会社リーフェホールディングス(旧株式会社リーフェ)を設立。医学生向けの個別指導塾『医学生道場』を運営するほか、2022年9月には健康や医学を医師から学べるサービス『ヘルスケアアカデミー』をリリースし、企業や学校等でのセミナーも展開している。
2023年11月には、現役医師の目線から日々を健康に暮らすためのアイテムを扱うライフスタイルブランド「ハシモトマサヨシ」を立ち上げ、乳酸菌飲料などの商品を展開している。
「櫻井・有吉THE夜会」「林修の今、知りたいでしょ!」「めざましどようび」など多数のテレビ番組に出演。著書に『薬のトリセツ』(自由国民社)、『「老いても元気な人」と「どんどん衰えていく人」ではなにが違うのか』(アスコム)などがある。

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