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健康ジャーナル

2026.01.09
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【医師直筆】薬が効きにくくなった人へ。増え続ける“蓄積型花粉症”とは?

みなさんこんにちは。
現役内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ) です。

毎年この季節になると、

  • 花粉症の薬を飲んでいるのに、症状が改善されない
  • 花粉症の症状を緩和するための薬の量や種類が増えている
  • 眠気やだるさなどの副作用がつらい

こうした相談が、以前より確実に増えています。

「薬を飲めば何とかなるはず」
そう思ってきた方ほど、違和感を覚えているのではないでしょうか。

実は近年、医療現場ではこれまでと性質の異なる花粉症が増えていると感じています。

それが今回お伝えする“蓄積型花粉症(ちくせきがたかふんしょう)” です。

1. 花粉症は「突然」悪化するわけではない

花粉症というと「花粉が多い年に発症する」「体質だから仕方ない」

そう考えられがちです。

しかし実際には、

  • 年々症状が重くなる
  • 薬が効きにくくなる
  • 以前より症状が長引く

といった変化を感じている人が少なくありません。

これは、花粉だけが原因ではなく、身体の内側に積み重なってきた生活習慣や栄養不足などの要因が関係している可能性があります。

2. 医師が考える「蓄積型花粉症」とは?

私が医療現場で感じている変化を言語化したものが、蓄積型花粉症 という考え方です。

蓄積型花粉症とは、

  • 食生活の乱れ
  • 睡眠不足
  • 慢性的なストレス
  • 腸内環境の悪化
  • 不足しがちな栄養素

こうした生活習慣の乱れが長年にわたり蓄積し、免疫バランスが崩れた結果、花粉に過剰反応してしまう状態を指します。

つまり、「今年いきなり悪化した」のではなく、以前からの積み重ねが、症状として表に出てきているという考えです。

3. 花粉症は免疫の“過剰反応”

花粉症は、花粉そのものが悪者なのではありません。

本質は免疫が必要以上に反応してしまう状態です。

免疫は本来、ウイルスや細菌から身体を守るために働きます。

しかしバランスが崩れると、本来は害の少ない花粉にまで強く反応し、くしゃみ・鼻水・目のかゆみといった花粉症の症状を引き起こします。

4. 免疫の司令塔は「腸」にある

ここで重要になるのが 腸内環境 です。

免疫細胞の約7割は腸に存在していると言われています。
つまり腸は、

  • 免疫を働かせる
  • 免疫を抑える

この両方を調整する司令塔の役割を担っています。

腸内環境が乱れると、

  • 免疫が過剰に反応しやすくなる
  • 花粉に敏感になる
  • 症状が強く、長引きやすくなる

結果として「薬が効きにくい花粉症」につながるケースも少なくありません。

5. 薬だけでは根本からの改善は難しい

誤解してほしくないのは、花粉症の薬は決して悪いものではありません。

症状がつらいとき、日常生活を守るために薬は重要な選択肢です。

ただし、

  • 眠気が出る
  • 集中力が落ちる
  • 毎年量が増えている

こうした場合、身体の内側を見直すことも大切なのではないでしょうか。

6. これからの花粉症対策は「整える習慣」

蓄積型花粉症に対して大切なのは、症状が出てから慌てるのではなく、日常の中で免疫バランスを整えることです。

今日から意識したいポイント

①発酵食品を取り入れる

発酵食品に含まれる乳酸菌や発酵由来成分は、腸内細菌のバランスを整える働きがあります。
腸内環境が安定すると、免疫が過剰に反応しにくくなり、花粉症の症状が出にくい状態を作る土台になります。

②食事時間をできるだけ一定にする

腸や腸内細菌は体内時計に従って働いています。
食事時間が不規則になると腸のリズムが乱れ、免疫の調整機能が不安定になりやすくなります。
決まった時間に食べることは、免疫を落ち着かせる環境づくりにつながります。

③冷たい飲み物を控える

冷たい飲み物は腸の血流を低下させ、消化・吸収や腸の働きを弱めることがあります。
腸の働きが落ちると免疫バランスも乱れやすくなり、アレルギー反応が強く出る原因になります。

④睡眠時間を確保する

睡眠中は、免疫の調整や炎症を抑える働きが行われる重要な時間です。
睡眠不足が続くと免疫が過剰に働きやすくなり、花粉症の症状が悪化しやすくなります。

ただ、忙しい現代ではすべてを完璧に続けるのは簡単ではありません。

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忙しい日常でも続けやすく、薬に頼りすぎない身体づくりをサポートします。

薬をやめるためではなく、薬が必要以上に手放せなくなる状態を防ぐための習慣として、お試しいただければ嬉しいです。

8. 医師として伝えたいこと

花粉症は、

 「我慢するもの」
「仕方ないもの」

そう考えられがちです。

しかし、身体の内側に目を向けることで、症状の出方が変わる可能性は十分にあります。

毎年、1月から3月にかけての時期が

「憂鬱」

「楽しみたいのに花粉症によって、制限されることが多い」

そんな方を少しでも減らして、毎日の生活を少しでも楽にしていただきたいと思っています。

まとめ

  • 薬が効きにくくなる花粉症が増えている
  • 原因は花粉だけでなく生活習慣の蓄積
  • 免疫の司令塔は腸
  • 腸内環境を整えることが重要
  • 花粉症対策は「対症療法」から「身体づくり」へ

今年の花粉症対策は、腸から整える一歩を意識してみてはいかがでしょうか。

【執筆者】内科医 橋本将吉(ハシモトマサヨシ)
内科医。高齢者向けの訪問診療『東京むさしのクリニック』院長。2011年に「全ての世代が安心して生活できる人生に」という理念の元、株式会社リーフェホールディングス(旧株式会社リーフェ)を設立。将来の医師を育てる医学生向けの個別指導塾『医学生道場』の運営や、自らが『ドクターハッシー(内科医 橋本将吉)』というYouTubeで健康教育を行う。2022年9月に、健康や医学を医師から学ぶ事のできるサービス『ヘルスケアアカデミー』をリリース。ヘルスケアアカデミー事業の一環として企業や学校等でセミナーを開催している。また、2023年11月には現役の医師目線で日々を健康に暮らすためのアイテムを扱うライフスタイルブランド「ハシモトマサヨシ」を立ち上げ、健康に対する知識を発信しながら商品を展開している。

【メディア出演実績】
2025年はテレビ出演 10回以上
バラエティからニュース・情報番組まで多数出演。

・テレビ朝日「マツコ&有吉 かりそめ天国」
・テレビ朝日「ワイド!スクランブルサタデー」
・フジテレビ「めざましテレビ」
・TBS「それって実際どうなの会」
・テレビ東京「なないろ日和!」ほか

【書籍出版実績】
医療・教育・キャリア形成をテーマに 5冊出版
累計発行部数 10万部突破

「医師が教える 薬のトリセツ」(5回重版)
「ドクターハッシー流 すぐ元気になれる 61の科学的法則」
「ドクターハッシーの不調の味方」ほか

【会社情報】
リーフェホールディングス:https://li-fe.co.jp/
ヘルスケアアカデミー:https://healthcare-academy.co.jp/
ハシモトマサヨシ:https://hashimotomasayoshi.co.jp/

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