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2025.09.16
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コロナに注意!後遺症の症状と生活への影響とは?

こんにちは。現役内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。

新型コロナウイルスの流行は今も続いており、そのなかでも「ニンバス株」と呼ばれる新しい変異株が注目されています。コロナにかかること自体も心配ですが、実は回復後に長く続く症状、いわゆる後遺症に悩む方が増えているのをご存じでしょうか。

例えば「疲れが取れない」「息苦しさが残る」「集中できない」といった症状は、日常生活や仕事にも影響を与えることがあります。

こうしたコロナの後遺症は、誰にでも起こり得るものです。

今回は「コロナ(ニンバス)の後遺症」について、解説していきます。

読んでくださる皆さんが少しでも安心でき、正しい知識を身につけていただければ嬉しく思います。

ぜひ、最後までご覧ください!

1. コロナの後遺症とは?

「コロナ(ニンバス)の後遺症」とは、感染が治ったあとも、しばらくの間症状が続いてしまう状態を指します。数週間でよくなる方もいますが、人によっては数か月以上も症状が残ることがあります。

代表的な後遺症には、強い倦怠感(疲れやすさ)、息切れ、頭がぼんやりして集中力が落ちるといった症状があります。医学的には「Long COVID」と呼ばれていますが、日常生活に影響が出るため、多くの方が悩まされています。

大切なのは、たとえ「コロナ(ニンバス)」の感染が軽症で済んだ場合でも、後遺症が残る可能性があるということです。

これはインフルエンザとは異なる特徴であり、「コロナ(ニンバス)」に注意すべき大きな理由の一つといえます。

2. どんな症状があるのか?

「コロナ(ニンバス)の後遺症」には、次のような症状がよく報告されています。

  • 強い倦怠感や疲労感
  • 息切れ、咳が続く
  • 味覚・嗅覚の異常
  • 集中力や記憶力の低下(ブレインフォグ)
  • 睡眠障害や気分の落ち込み

これらの症状は仕事や家事など日常生活に影響を与えることが少なくありません。

特に「頭がぼんやりする」「いつまでも疲れが取れない」と感じる方は、コロナ(ニンバス)の後遺症を疑う必要があります。

3.コロナ(ニンバス)の後遺症はどんな人に多い?いつまで続くのか?

「コロナ(ニンバス)の後遺症」は、年齢や重症度にかかわらず起こり得ます。ただし、次のような方に多い傾向があります。

一方で、若い世代や軽症の感染者でも後遺症が続くことがあるため油断はできません。

期間と回復の見通しについては、数週間で改善する人もいれば、数か月以上続く方もいます。多くの場合は徐々に回復していきますが、症状が長引く場合は医療機関にご相談いただくことをおすすめします。

4. まとめ

「コロナ(ニンバス)の後遺症」は、誰にでも起こり得るもので、倦怠感や呼吸のしづらさ、集中力の低下などさまざまな症状が報告されています。
しかし、正しい知識を持ち、必要に応じて医師に相談することで、安心して回復への道を歩むことができます。

大切なのは「コロナ(ニンバス)の後遺症」を一人で抱え込まないことです。信頼できる専門家に相談すれば、安心感とともに、回復へとつながる道が少しずつ見えてきます。

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参考:厚生労働省

【執筆者】内科医 橋本将吉(ハシモトマサヨシ)
内科医。高齢者向けの訪問診療『東京むさしのクリニック』院長。2011年に「全ての世代が安心して生活できる人生に」という理念の元、株式会社リーフェホールディングス(旧株式会社リーフェ)を設立。将来の医師を育てる医学生向けの個別指導塾『医学生道場』の運営や、自らが『ドクターハッシー(内科医 橋本将吉)』というYouTubeで健康教育を行う。2022年9月に、健康や医学を医師から学ぶ事のできるサービス『ヘルスケアアカデミー』をリリース。ヘルスケアアカデミー事業の一環として企業や学校等でセミナーを開催している。また、2023年11月には現役の医師目線で日々を健康に暮らすためのアイテムを扱うライフスタイルブランド「ハシモトマサヨシ」を立ち上げ、健康に対する知識を発信しながら商品を展開している。「めざましテレビ」「ホンマでっか!TV」など多数のテレビ番組の出演、「世界一受けたい授業」「林修の今、知りたいでしょ!」など、人気番組の医療監修を手掛け、著書に『薬のトリセツ』(自由国民社)『「老いても元気な人」と「どんどん衰えていく人」ではなにが違うのか』(アスコム)などがある。
リーフェホールディングス:https://li-fe.co.jp/
ヘルスケアアカデミー:https://healthcare-academy.co.jp/
ハシモトマサヨシ:https://hashimotomasayoshi.co.jp/