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健康ジャーナル

2025.05.14
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【お茶好き必見】知っておきたい、ティーバッグとマイクロプラスチックの関係

みなさん、こんにちは。現役内科医の橋本将吉(ハシモトマサヨシ)です。

貴重なお時間の中、この記事をご覧いただき、本当にありがとうございます。

さて、連日、暑い日が続いています!冷たいお茶やお水をゴクゴク飲みたくなる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、日本人にとって馴染み深い「お茶」、そして、本格的なお茶を簡単に楽しめるものとして人気のある「ティーバッグ」の「マイクロプラスチック問題」について徹底解説していきます。

最後まで読んでいただければ、毎日飲んでいるお茶の選び方が変わるかもしれません!

1. ティーバッグに潜む“見えないリスク”とは?

みなさんは、毎日飲む「お茶」にどんなこだわりがありますか?手軽に楽しめるティーバッグのお茶は、生活に欠かせないという方も多いのではないでしょうか。しかし、私たちが日々口にしているティーバッグの裏側には、意外な落とし穴が存在しています。

それが「マイクロプラスチック」です。

マイクロプラスチックとは、⻭磨き粉や洗顔料に含まれるビーズなどの⼩さなプラスチック、またはレジ袋やペットボトルといったプラスチックごみ等が、紫外線や波によって5mm以下まで細かくなったものをさします。


最近の研究では、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維から作られたティーバッグを、お湯に浸すことで、1杯の中に「数十億個のマイクロプラスチック」が流出している可能性があることが判明しました。

これは、魚の胃から見つかるような微細なプラスチックと同様、人体にも少なからず影響を与えると考えられており、長期的に摂取することで、腸内環境や免疫力に悪影響を及ぼす可能性があります。

2. マイクロプラスチックが私たちに与える影響

1. 腸内フローラの乱れと炎症の誘発

アメリカのタフツ大学の研究によると、マイクロプラスチックは腸の壁にある細胞に入り込み、体内で「炎症を起こせ」という信号(炎症性サイトカイン)を出させることがわかっています。

この働きによって、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスがくずれ、腸が慢性的に炎症を起こす病気(例えば潰瘍性大腸炎など)のリスクが高まる可能性があると言われています。

2. 内分泌かく乱とホルモンバランスへの影響

マイクロプラスチックには、身体の中でホルモンの働きを邪魔する性質があることがわかってきました。この影響で、ホルモンのバランスがくずれやすくなり、たとえば「妊娠しにくくなる」「太りやすくなる」「疲れやすくなる」といった、生殖機能や代謝に悪い影響が出る可能性があると指摘されています。

3. 血管内への蓄積と心血管疾患のリスク

2023年にアメリカの有名な医学雑誌NEJMに掲載された研究によると、動脈のつまりを取り除く手術(頸動脈プラーク切除術)を受けた人たち257人のうち、約6割から、ポリエチレンという種類の「マイクロプラスチック」が見つかりました。

このマイクロプラスチックが見つかった人たちは、見つからなかった人たちと比べて、

  • 死亡
  • 脳卒中(脳の血管がつまる病気)
  • 心筋梗塞(心臓の血管がつまる病気)

などの重大な病気を起こすリスクが、なんと4.5倍も高いことが判明しました。

つまり、何気なく飲んでいるティーバッグのお茶が、健康をじわじわと脅かしているかもしれないのです。

私は現役医師として「マイクロプラスチックの危険性」を深刻に捉えています。研究結果からもわかるように、マイクロプラスチックは「体内に静かに蓄積」されます。そのため、気づかないうちに、腸内環境や免疫機能への悪影響を及ぼし、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めてしまう可能性があります。そこで、私たちができることとしては「なぜマイクロプラスチックが危険なのかを学ぶ」「安心安全なお茶を選ぶ」「安全な方法でお茶を楽しむ」ことだと考えています。みなさんには、楽しく健康になっていただきたいので、お茶を安全に楽しむための方法をご紹介していきますので、ご安心ください!

3. ティーバッグの素材に注目!

すべてのティーバッグが悪いわけではありません!問題となるのは、プラスチック素材を使用したティーバッグです。特に透明で高級感のある「メッシュタイプ」のティーバッグには注意が必要です。

【注意すべき素材】

  • ナイロン
  • PET(ポリエチレンテレフタレート)
  • ポリプロピレン

一方、以下のような天然素材のティーバッグは比較的安全です。

【安心素材】

  • 無漂白ペーパー
  • コーンスターチ由来の生分解性フィルター

お茶を選ぶ際は、ぜひティーバッグの素材まで確認する習慣をつけましょう。

4.医師推奨! 健康志向のお茶の選び方

毎日飲むお茶だからこそ、選び方を変えるだけで、みなさんの健康を守ることができます。

そこで、現役医師が推奨する「安心・安全なお茶の選び方」をご紹介します!

① ティーバッグの素材を確認する

パッケージの裏面に「無漂白」「生分解性」などの記載があるものを選びましょう。

② リーフティーを選ぶ

リーフティーとは、茶葉を袋に入れたものではなく、そのままの状態で販売されているものです。

手間はかかりますが、茶葉を急須で淹れるスタイルなら、マイクロプラスチックのリスクはないと考えられます。

③ 信頼できるブランドを選ぶ

安全性にこだわるメーカーの商品を選ぶことで、安心してお茶を楽しむことができます。

5. 今すぐできる、マイクロプラスチック対策

「今まで何も気にせずティーバッグのお茶を飲んでいた…」という方でも、今からできる対策はたくさんあります。

  • ティーバッグの素材確認
  • ガラスや陶器の急須でリーフティーを淹れる
  • お茶以外にも、使い捨てカップや食品包装の素材も意識する
  • 信頼できるブランドを見つける

6. まとめ

手軽に飲めるティーバッグのお茶。その裏に潜む「マイクロプラスチック」の問題を知ることで、日々の選択が未来の健康を左右することが分かっていただけたかと思います。

「健康になりたい」「でも、日々の習慣は変えづらい」と思っている方こそ、まずはお茶の見直しから始めてみてください。みなさんの毎日のティータイムが、安心で健康的なひとときになりますように。

そして、これからもハシモトマサヨシは、皆さんの健康を第一に考えた記事をお届けしていきます。今後の発信も、どうぞお楽しみに!

現役医師が安全性にこだわったお茶「八姫の恵み」の詳細を知りたい方はこちら↓

※参照

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2309822

https://www.sciencealert.com/a-single-tea-bag-could-release-billions-of-microplastics-into-the-body

https://www.uab.cat/web/newsroom/news-detail/-1345830290613.html?detid=1345940427095