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健康ジャーナル

2025.01.21
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【医師解説】花粉シーズン突入!花粉の季節がやってくる前に知っておきたい対策ポイントについて徹底解説!

こんにちは、現役内科医のハシモトマサヨシです。

春が近づくにつれ、多くの方が心配するのが、花粉症ではないでしょうか。まだまだ冬真っ只中の地域もあるため、花粉症対策には早いと感じる方も多いと思います。しかし、関東では、本日20日から3月並みの暖かさとなる見込みで、東京や横浜においては、スギ花粉の飛散が予想されています。

そこで、花粉シーズンが本格的に始まる前に、日常生活で行うことができる花粉症対策やそのポイントについて、医学的に解説していきます!花粉症に悩んでいる方、または花粉症を予防したい方は、この記事を最後までお読みいただき、日常生活の中で花粉症対策を実践してみてください!

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1.花粉とは?その種類と特徴

花粉は、植物が繁殖するために空気中に放出する微小な粒子です。花粉症の原因となる主な植物は以下の3つが挙げられます。

・スギ花粉

花粉症の患者さんの約70%が該当する、日本で最も多い花粉症の原因。スギの植林が広範囲に及ぶため、春先に大量の花粉が飛散します。

・ヒノキ花粉

スギの後を追うように飛散し、スギ花粉症の症状が治まった頃に再び症状を引き起こします。

・イネ科植物の花粉

夏から秋にかけて飛散し、春の花粉症とは異なる時期に症状を引き起こします。

これらの花粉は目や鼻の粘膜に付着し、免疫反応を引き起こすことで花粉症の症状が現れます。花粉症は、春先ごろから症状がでてきますが、東京や神奈川では、この先1週間は少ないながらも花粉が飛散する見込みであるため、早めの対策を取り入れていくことが重要です。

2.花粉症の症状と影響

花粉症の主な症状は下記が挙げられます。

・鼻水、鼻づまり
・くしゃみ
・目のかゆみ、充血
・喉の痛み、違和感
・全身の倦怠感

これらの症状は、日常生活に大きな影響を与え、集中力の低下や睡眠の質の悪化を招くことがあります。花粉症で悩んでいる方は、その症状の辛さをお分かりいただけるかと思います。そのため、早めの対策が重要です。

また、現視点で花粉症ではない方でも、この先、花粉症になる可能性は十分に考えられます。というのも、大量の花粉に出会うと、体が花粉に対する抗体を産生する可能性が高くなります。そして、スギに対する抗体を大量に産生すると、何らかのきっかけでスギ花粉症を発症しやすくなるのです。また、これまで軽症で花粉症であることに気がつかなかった方も、花粉を鼻からたくさん吸い込んだり、目に入ったりすると、花粉症の症状が強くなります。

いかがでしょうか。花粉症に悩んでいる方はもちろん、まだ花粉症の症状が出ていない方も、対策の必要性についてご理解いただけたかと思います。

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3.医師おすすめ!日常生活でできる花粉症対策

花粉症対策には、予防と症状緩和の2つの側面があります。以下に具体的な対策を挙げます。

1.花粉を避ける

・外出時の注意

 ・マスクやメガネを着用し、花粉の侵入を防ぎましょう。

 ・花粉に関するニュースを確認して、花粉が多い日は外出を控えることをおすすめします。

・帰宅時の工夫

 ・衣服に付着した花粉をブラシなどで落としてから家に入りましょう。

 ・シャワーを浴びて髪や体に付いた花粉を洗い流しましょう。

2.室内環境を整える

・空気清浄機の活用

 ・花粉対応の空気清浄機を使用し、室内の花粉量を減らしましょう。

・換気の工夫

 ・花粉が少ない時間帯(早朝や夜間)に短時間換気を行いましょう。

3. 医薬品を活用する

以下のような医薬品を使用することで、花粉症の症状が軽減されることがあります。

・抗ヒスタミン薬

鼻水やくしゃみの症状を抑える効果があります。

・点鼻薬、点眼薬

鼻づまりや目のかゆみを緩和します。

・ステロイド薬

症状が重い場合に使用される強力な抗炎症薬です。医師の指導のもとで使用しましょう。

4. 食生活を見直す

・免疫力を高める食品を摂取

花粉症は、免疫システムが花粉などの異物に対して過剰に反応することで起こります。そのため、免疫力を高めることで、花粉症の症状を緩和または予防することができます。具体的な対策として、発酵食品(ヨーグルトや味噌など)やビタミンCを含む食品を積極的に摂りましょう。

・よもぎを取り入れる

よもぎには抗アレルギー作用が期待されており、花粉症対策として非常に効果的です。

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4.花粉シーズンに向けた準備のタイミング

花粉症の症状を予防するためには、花粉が飛散する前からの対策が重要です。スギ花粉は2月頃から本格的に飛散を開始するため、1月中に対策を始めるのがおすすめです。

5.まとめ

花粉症は適切な対策を取ることで症状を大幅に軽減できます。例年、多くの方が花粉症に悩まされていますが、早めの準備と正しい生活習慣で症状をコントロールすることが可能です。

さらに、花粉対策グッズや医薬品だけでなく、日々の生活でできる小さな工夫が症状を和らげる鍵となります。ぜひ、この記事を参考にしながら、ご自身に合った対策を見つけてみてください。

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