連日寒い日が続いておりますね。
北海道では、10月に雪が降ったみたいですね!
10月に雪が降るのは、7年ぶりとのことです!
同じ日本でも寒暖差がすごいですね。旅行に行かれる方は、天気予報を必ずチェックして、体調を崩さないように気をつけてください。
さて、寒さが本格的になっていく中で、「冷え」に悩んでいる方は沢山いらっしゃると思います。
特に女性は、手足の冷えに悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
冷え性は、特に寒い季節になると多くの方が悩む症状です。時には、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
この記事では、ドクターハッシーこと現役内科医である、橋本将吉監修のもと、冷え性について詳しく解説していきます。
冷え性の原因と効果的な対策方法について知り、冷え知らずの体を目指していきましょう!
①そもそも「冷え性」って何?
冷え性は、寒さに対して過敏に反応してしまう体質で、手足や腰、顔など特定の部位が冷たく感じられる症状を指します。特に女性に多く見られますが、近年では男性や若い世代にも増えていると言われています。冷え性になると、体の末端である手や足が冷たく感じ、場合によってはしびれや痛みを伴うこともあります。
②冷え性の種類
冷え性には以下の4つの主なタイプがあります。
自分が、どの症状に当てはまるか、一緒に確認していきましょう!
末端冷え性:手足が冷たく感じるタイプ。血流が末端まで届きにくくなっていることが原因とされています。
下半身冷え性:下半身が冷える一方で上半身は暖かい状態。血液の巡りが上半身に偏っていることが原因とされています。
内臓冷え性:内臓が冷えていることで、全身の血流が悪くなり体が冷えるタイプ。胃腸の調子が悪いことが原因とされています。
全身冷え性:体全体が冷たく感じられるタイプで、代謝が低下していることが原因とされています。
当てはまるものはありましたか?
自分が、どの冷え性タイプなのかを知ることで、効果のある対策を行うことができます。
記事後半に、自宅で簡単にできる「冷え性対策」についてご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!
③冷え性の原因
冷え性の原因は一概には言えませんが、以下のような要因が複合的に作用して冷え性を引き起こします。
血行不良
冷え性の最も一般的な原因は血行不良です。血液は体の中で栄養や酸素を運ぶ役割を担っていますが、血行が悪くなると末端まで十分な熱が運ばれなくなり、手足が冷たくなります。血行不良の原因には、ストレス、運動不足、喫煙などが挙げられます。
自律神経の乱れ
自律神経は、体温調節において重要な役割を果たしています。自律神経が乱れると、体温の調整がうまくいかず、手足が冷えやすくなるのです。自律神経の乱れは、ストレスや不規則な生活習慣、睡眠不足が影響します。
筋肉量の不足
筋肉は体温を保持するために必要な熱を生み出す働きがあります。そのため、筋肉量が少ないと体が冷えやすくなります。特に女性は男性より筋肉量が少ないため、冷え性に悩む人が多い傾向にあります。
ホルモンバランスの影響
特に女性の場合、ホルモンバランスが影響を与えることがあります。月経周期や妊娠、更年期などでホルモンが変動すると自律神経が乱れ、冷え性を引き起こす場合があります。
③冷え性による影響
冷え性は単に「寒い」というだけでなく、体のさまざまな機能に悪影響を及ぼします。冷えが続くと、血流が悪くなることで疲れやすくなったり、免疫力が低下して風邪をひきやすくなることもあります。さらに、慢性的な冷え性は肩こりや腰痛、不眠、便秘などの原因にもなり得ます。
ここまでは、「冷え性」の種類や原因についてお話してきました。
自分がどの「冷え性」に当てはまるのか、見えてきたでしょうか?
では、みなさんのお悩みである「冷え性」に効果的な対策について、ご紹介していきます!
先述した通り、冷え性には様々なタイプがあります。
冷え性のタイプごとに、取るべき対策も変わってきますので、自分がどのタイプかを理解して、対策をしてみてください。
④自宅で簡単にできる冷え性対策
冷え性を改善するためには、日常生活における対策が非常に重要です。効果的な冷え性対策について詳しくご紹介していきます。
体を温める食事を摂る
食事は冷え性対策において重要な要素です。体を温める効果がある食材を積極的に取り入れましょう。たとえば、生姜やネギ、唐辛子、にんにくといった香辛料は体を温める効果があります。また、冬の野菜であるカボチャやサツマイモ、ニンジンなども冷え性対策におすすめです。逆に、冷たい飲み物や食べ物は体を冷やすため、避けるようにしましょう。
手足の冷えや体全体の冷えを改善する、簡単おすすめレシピをご紹介します。
生姜甘酒 材料・甘酒(市販のものや手作り甘酒)・すりおろし生姜、もしくは、生姜パウダー 作り方1.甘酒を温める2.お好みですりおろおし生姜、もしくは、生姜パウダーを入れる |
手足の冷えだけではなく、体全体がポカポカになる効果が期待できるので、おすすめです!
適度な運動を習慣化する
運動は血行を促進し、筋肉を鍛えることで冷え性の改善につながります。ウォーキングやジョギング、ストレッチなどの軽い運動を毎日続けることで、体温を上げる効果が期待できます。特にふくらはぎの筋肉を鍛えると、血液を心臓に戻すポンプ作用が強化され、手足の冷えを緩和する効果があります。
例えば・・・
・ご飯作りをしている時に、つま先立ちをする
・朝起きたタイミングで、スクワット10回する
継続が大切なので、簡単に始められることからやっていきましょう!
ストレス管理を心がける
ストレスは自律神経を乱す原因のひとつです。ストレスを感じると交感神経が優位になり、血管が収縮して血流が悪化し、冷えが生じやすくなります。リラックスできる時間を作ったり、好きな趣味に没頭することも冷え性対策になります。また、深呼吸や瞑想といったリラクゼーション方法を取り入れるのも良いでしょう。
入浴で体を芯から温める
毎日の入浴は、冷え性対策において非常に効果的です。シャワーだけで済ませるのではなく、湯船に浸かることで体の芯から温めることができます。温かいお湯に浸かると血管が拡張され、血流が良くなります。また、入浴後の体温が保たれるように、すぐに服を着るようにしましょう。手足の冷えのみではなく、全身の冷えが改善されるため、簡単かつ効果的な方法です。40℃程度のお湯は、副交感神経を優位にしてくれるため、リラックス効果があると言われております。10分程度つかることで、冷えも改善されやすく、心身ともにいい効果が期待できます!
服装を工夫する
寒さを感じる季節は、服装の選び方も冷え性対策の一環となります。冷えやすい手足などの部位を温めるために、手袋や靴下、マフラーを活用すると良いでしょう。足元の冷えには厚手の靴下やインソールを使うのも効果的です。また、締め付けが少なく血流を妨げない服装を選ぶことも大切です。
睡眠の質を改善する
睡眠不足や質の低い睡眠は自律神経のバランスを乱し、冷え性を悪化させる原因となります。十分な睡眠を確保し、快適な睡眠環境を整えることも冷え性改善のためには重要です。室内の温度や湿度を適切に保つ、就寝前にリラックスするなど、快適な睡眠をサポートする工夫を取り入れましょう。
例えば・・・
・睡眠時間を見直す
・枕を自分に合ったものに変える
・アロマを炊く
自分に合った方法を見つけることをおすすめします。
まとめ
冷え性は、手足の冷えを感じるだけでなく、全身の健康に影響を与える可能性があるため、適切な対策が必要です。食事、運動、ストレス管理、入浴、服装、睡眠など、日常生活の中でできる冷え性対策を取り入れることで、手足や体全体を温める習慣を身につけましょう。
体質やライフスタイルは人それぞれ異なるため、自分に合った冷え性対策を見つけることが大切です。継続的に取り組むことで、冷え性の改善だけでなく、全身の健康維持にもつながります。冷えを感じたら早めに対策を行い、快適な日々を送りましょう。